ミスショットのすすめ

タイトル名は、マーク金井さんのオルタナティブゴルフからインスパイアされました。
自分も調子がいいラウンド中に特に陥りがちではありますが、アマチュアはナイスショットにこだわりすぎているように思います。
たしかにラウンド中のすべてのショットがナイスショット(自分自身の最大限の飛距離と最適な方向性を出せたショット)であれば、スコアが良くなる可能性は高いし、ナイスショットが打てているととても気持ちがいいです。
ただ、ここで重要なのは、あくまでスコアが良くなる可能性が高くなるだけで、絶対にスコアがよくなるわけではないということです。
どういうことかといえば、ゴルフ場には様々な自然環境が存在し、ショットの結果は自然環境に強い影響下にあります。
主な自然環境にはライと風があります。特にライから受ける影響は大きいです。スイング場所のライだけでなく、(状況を判別することは困難ですが)着弾点のライからも当然影響はあります。
いかにいいショットが打てても、ラフがあれば、スピンが思ったように入らず、棒球(いわゆるフライヤー)になり、想定していた飛距離より伸び、グリーン奥のOBに突っ込んでしまうことや、グリーン手前のフェアウェイが固いためにバンカー超えの難しいアプローチが残ってしまうことがありえます。
つまり、いかにナイスショットであったとしても、スコアを崩す要因は常に潜んでいるにもかかわらず、ナイスショットを闇雲に打とうとすれば、アマチュアであるなら却って大きなミスを引き起こし兼ねないというジレンマがあります。
そうであるからこそ、ある程度ミスを許容して、多少のミスショットでありながら、大きな怪我をしないようなショットを心がけるのが重要ではあると考えます。
私が思う具体的な実践方法としては、さまざまなメディア媒体で使い古された言い回しではありますが、やはりコンパクトかつ力みのないスイングだと思います。
もっとも、コンパクトなスイングとは、捻転差が不十分なスイングでよいというわけではないから注意が必要でしょう(この点についてはまたいつか別の記事で言及したいと思います)。
もっとも、具体的実践方法であるスイング方法とショットへの心がけというのは、鶏と卵の関係に近く、どちらが先なのかはよく分からないです。というよりも、どちらかに先後関係があるものではなく、両輪としてどちらも重要なのではないでしょうか。

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