見出し画像

友達と飯も食えない、あまりに「生き地獄」な話。その1

皆さん。はじめまして。もんしぃです。


「会食恐怖症」

を知っているだろうか。

最近はテレビやインターネットなどで、メディアが取り上げることが増えてきたので、知っている人もいるかもしれない。

「会食恐怖症」とは、自分以外の人と食事をすることに対し、異常なまでの恐怖を覚えてしまう社交不安障害(SAD)のうちの1つである。

普通の人にとって”知人や友人とご飯を食べること”は本来楽しいことなのかもしれない。みんなでおいしいご飯を食べながらわいわいお話をする。
そしてそれが思い出になっていく…。

しかし、僕たち会食恐怖症患者にとって会食とは、この世のものとは思えないほど苦痛なことであり、不可能といっても過言ではないことである。

具体的には、人との食事の際に、
猛烈な吐き気、食べ物を飲み込めない、動悸、息切れ、視界狭窄、全身の震え
など、ありとあらゆる身体の異常が出現し、食事どころかその場にいることさえも辛くなる。
恐怖症とはいうが、直接的に怖いというよりは、症状が苦痛すぎるって感じ。

では、なぜ会食が怖いのか…。


僕の場合、
「嘔吐そのものに対する恐怖」と、「人前で嘔吐して迷惑をかけるかもしれない」という強い強迫観念があるから、である。
そう、嘔吐が怖いから、会食が怖いのだ。

なにがここまでの気持ちを生み出しているのかは自分でもわからない。
ただ確実なのは、”嘔吐に対する表現できないほどの恐怖”が存在していること。

頭の中では、「別にそこまで誰も気にしていないし、『嘔吐』ということ自体生理現象であり、普通のことである」というのは理解しているし、そもそも嘔吐なんて10年以上経験していない。
しかし、理解しているのにも関わらず、身体が勝手に反応し症状として現れてしまう。
はっきり言って、こんな話を綴るだけでも恐ろしい。
それほど酷い病である。

でも、今見てるあなたひとりでもいいから、広まってほしいなと思う。

それだけでも楽になる気がするから。



症状を意識し始めたのがいつかは覚えていないが、
幼少期から自宅以外の場所での食事が苦手で、旅行や家から遠めのレストランなどでは食べ物が喉を通りにくいことが多々あった。
小学校の林間学校や修学旅行、中学校での部活の打ち上げまで…..
ちゃんと食べれた記憶が一切ない。
初めて見る料理や、初めて行く場所での食事に対して強い抵抗がある(この辺は発達障害の特性だと思う)。
また、父親がかなり外食好きであり、食欲がなくても連れ出されていたので、行く先々で「もっと食べないのか」「食べないと身長が伸びない」などの言葉を受けることがよくあった(親なりに心配しての言葉だからこれに恨みとかはない)。

「会食恐怖症」というものを知ったきっかけは、友人と2人でパンケーキを食べに行くという計画を立てたときだった。
前日から万全の準備を進め、服を揃えたり乗る電車を確認して…
そしてベッドに入った。
目をつむるとふと、「パンケーキ」を思い出した。
本来ならばここで、「どんなものを食べようかな…楽しみだな」という感情が生まれてくるはずだ。
しかし現実は違った。
明日のことを考えただけで、吐き気や動悸、冷や汗が止まらなかった。
眠れない…眠れない…眠れない…。
全く寝付けないし怖かったので、スマホでググってみた。
そして出会ったワードが…

「会食恐怖症」


症状を確認した。
すべて当てはまった。
当てはまらないものは1つもなかった。

次の日…..
とりあえず友達とのパンケーキでは、「会食恐怖症」であることを打ち明けてみた。
ネットの記事に「打ち明けた方が気が楽になる」と書いていたからだ。
友達も鬼ではないので、ちゃんと話を聞いて受け入れてくれた。
それで症状が緩和できてたのかはいまだにわからないが、死に物狂いで何とか乗り切った。

自分の心身について理解が深まったのはとても良かったと思う。
しかし、症状を知ったことにより悪化したことがある。
それが、

”予期不安”


予期不安についてこれ以上語るとかなり長くなりそうなので、
続きは後日にしたい。


ここまで読んでくれてありがとう。
拙い文章しか書けないけど、頑張って伝わるように書いていくので、
もしよければ、続きも読んでくれると嬉しい。
あと、次回以降の記事で語るんだけど、今働くことができなくて収入減がほんとに0なので、少しだけおすそわけしてくれると励みになる。
もし余裕があればでいいからお願いします。

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?