根拠なき自信
仕事だからこそ、意味のない作業や効率の悪い動きが嫌いだ。
何年もやって少しずつではあるが理想の状態に近づいている。
より多くの物を、無駄な力を使わずに運ぶ方法とか。
そこに至る為には段取り。道具や資材も含めて。
ちょっと切るだけ、とかならわざわざ電動ノコギリ取りに行く事は無いが、切断が必要なら予め用意する。
そこを見極める為に下見(見積もりも含め)が初めの段取り。
以前、親方の搬出のお手伝いに行った時のこと。
冷蔵庫とタンスをマンションから引き上げるそうだ。
我輩「台車持ってきました?」
親方「なくて大丈夫すよー近いから」
自分は、マンションの玄関から廊下、
エレベーターからエンドランス、
さらにそこからトラックまで、
手運びする理由がわからない。
文明の利器を使わずになぜ無駄な力を使うのか?
とハテナマークのまま現地到着。
管理人にトラックを停めていい所を聞きに行ったら、なんとエントランスから1番遠い敷地内。
ヒイヒイハアハア言いながらトラックに乗せ、
親方が一言
「台車重要ですね」
台車が重要ではなく、段取りの段階で必要な道具の選定をしなかった結果である。
今回はその剪定が台車だっただけで、
解体が必要なら工具もいる。
マジで段取り8分なのである。
あれこれ用意して、「使わなかったなー」の段取りの自己満足ならいいのだが、
「気合いでいけるっしょ!!」みたいな自己満足は他人を不幸にする。
もう少し色々と考えてみようよ。
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