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2024年 読んでよかった本 Part4

 私は、読書が大好きです。自分にとって興味がある分野の本を読むことで知識を深められますし、体験していない事を疑似体験することで、物事を見るときの新たな視点を得ることができるからです。今回のnoteは、「2024年に読んでよかった本 Part4」という事で、2024年に読んだ本の中でよかったと思うものを紹介したいと思います。今回は、特に言語や具体と抽象という事をテーマにした本を読んでみました。とても興味深く面白かったです。


1.ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

認知科学、特に認知心理学、発達心理学、言語心理学の分野の研究者である今井むつみさんと、元陸上選手の為末大さんの本。言語とは何か、言語で伝えるときに、相手にすっと入っていく粒度で言葉を選ぶことの大切さを感じました。そういえば、この人賢いなぁって思う人は、相手のレベルに合わせて話しを伝えてくれます。そんなことを学んだ本でした。

2.算数文章題が解けない子どもたち─ことば・思考の力と学力不振

 1冊目に続き、今井むつみさんの本です。同じ人の本を数冊読むとその考えがより分かります。今回は算数の文章問題が解けない子どもたちは、どのようにつまずきいているのか、そこにはどんな問題が潜んでいるのかを学べました。数が抽象と具体でどちらでも理解できることが大事だと改めて感じました。

3.具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ

 ビジネスコンサルタントの細谷功さんの本。最近、具体と抽象ということについてより学びたいと思っていたので、手に取りました。とても読みやすく、分かりやすい本でした。具体でしか考えられない人と抽象で見ることができる人がいて、抽象のレベルにも差があるので話がかみ合わなかったりするというところは、実感の伴った理解に繋がりました。

4.見えないものを見る「抽象の目」-「具体の谷」からの脱出

 3冊目に続き、細谷さんの本。具体と抽象についてさらに深めるために読みました。抽象で考えたり、見たりできることが、動物と人間との大きな違いで、抽象が作りあげたものは大きいです。目に見えない抽象を意識することで、全体につながる視点を持つことができ、それは、一つのことでいろんなことに繋がるということを感じました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は言語と具体や抽象に関わることについて読むことができて、またいろんな視点から世界を見るきっかけになりました。やっぱり本っていいです。

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