里山で養蜂を学び始めて2年目 週に２回、交代で内検というお世話をしている 巣板を一枚一枚確認する はじめは何もわからなかった 女王蜂がわかるようになった 雄蜂がわかった 卵が見えた 王台や王椀がわかった 花粉や蜜の重さを感じる 本を読んでいるだけではわからないアレコレが 経験値として自分の中に入っていく 養蜂デビュー2年目 またスズメバチとの熱い戦いが始まる
2022年 正確には、山の一部を買った、夫が。 場所は信州 買う前に下見に行った 夫、この山ダメだな、帰ろう 私は山の目利きはできない。。 でも、これは松茸じゃないの？ そして夫は山を買った。 正確には山の一部を。
我が果樹園。 父の葬儀やら法事やらで、来なかったら もうただの草原に 何が植っているか見えない まだ朝9時なのに拷問のような南斜面 習った壺刈りで水晶文旦の周りをかりこむ そして刈払を2人で40分。 生命の危機を感じて退散。 なんとか我が敷地は刈れた でも写真を撮り忘れた 命懸けの成果を。
2022年 水晶文旦のために果樹園をつくりはじめた 思ったより大変 道具も使いこなせない チェーンソーなど、youtubeで見れば見るほど、 怖くなってしまった。 夫が里山整備をするボランティア育成プログラムを見つけてきた 一年通って山の整備のいろはを学んだ。 学べば学ぶ程、奥の深さに圧倒された 自然公園。 かなり手入れされていることがわかった。 その多くはボランティアで行われていることも。 そして里山利活用にも夢中になった。 畑、養蜂、狩猟などなど どんどん深み
母が送ってくれた水晶文旦の苗。 植木鉢では限界になり 夫が捨てろと言い出した。 母が亡くなり、形見のようになった苗木を 捨てろと言えなくなった夫が 近場の住宅地の奥にある斜面が売り出されているのを見つけてきた。 いっそ果樹園でもとレモンの苗などと一緒に植えた。 終わりの見えないコロナ禍で、 外出も畑なら後ろめたくない。 そして、里山暮らしへつながっていく。
私は田舎育ち 都会に憧れて、上京して進学 東京で就職して、都心部に住み、 話題のおしゃれスポット、 流行りものは大抵満喫した 旅行も楽しんだ 人生の折り返しを過ぎたころ、 母が病気で亡くなった、思っていたより若く 私は自分の人生の残りを考えるようになった そして、コロナの流行 無情に進む父の介護 止まらぬ円安 大好きな海外旅行が遠のいて行った 友だちと会う約束もままならない しかたなく夫の趣味の山菜きのこ狩りに 付き合っていたら 2拠点生活を始めることになってしまった
