そのときは違和感があったけれど

自分で書いた投稿はなんとなく覚えているものだけれど、数が積み重なってくると、書いた記憶はあるものの、詳細が分からなくなっていたりする。

その逆もあって、例えばコンテストやお題に寄せて書いた投稿で、当時は「ちょっとズレてるんだよなぁ」と思いつつ書いていたけれど、後になって別のコンテストや企画に合っていると思い当たることがある。

先日、コンテストを企画した企業の担当者から、過去の受賞者あてにメールが届けられた。働くことの現代的な意味や存在をまとめた記事を読んでほしい、そんな内容だった。

その企業によって、働くことを基軸に、さまざまなテーマでコンテストが企画されて、幸運なことに「この仕事を選んだわけ」というテーマで、僕が書いた投稿を入選として選んでくださったのだった。

記事を読み進めていくと、何やら新しいコンテストのテーマの紹介があった。わずか2週間程度の募集期間だったこともあり、新たに書いていくのは難しいのではないかと思ったりもした。

そのテーマというのが「私にとってはたらくとは」である。募集は9月7日までとなっている。

よくよく考えてみると、僕が過去に書いた投稿で、思い当たるものがあった。

試しに読み返してみると、冒頭から「働くって、生きるってことだ」と、今回のテーマに対する回答めいたものを提示していた。

それもそのはず、その投稿は当時「私にとってはたらくとは何か?」を考えながら書いたものだからである。

実際には「私らしいはたらき方」というテーマで企画されていたため、この投稿の結論であった「私らしいはたらき方など無い」というのは、かなりズレていただろうと思う。

ただ、自分で言うのも烏滸がましいけれど、なかなか衝撃的な内容である。そして、僕が今まで書いてきたエッセイのどれよりも、冒頭の短い言葉を説明するエピソードの説得力が力強いと我ながら思う。

そんな自負はあまり関係ないが、おかげさまでこの記事は多くの人からスキを贈っていただいた。白々しいと思いながらも、あえて言いたいのは、エピソードは事実である。そっと、今回のコンテストの応募タグをつけて再投稿した。

あの投稿を書いたおかげで、当時の思いや怖さ、そして感じたことを思い出すことができた。

そして何より、今また「働くって、生きるってことだ」という僕の話を聞いてくださる方がいるかも知れないと思うと、積み上がった投稿の価値を改めて感じるところだ。

1年以上前に書いた投稿なので、未読の方にはぜひ読んでいただきたいし、すでに読まれた方でも改めてコメントやシェアをしてくださると、当時「ちょっとズレてんだよなぁ」と思いながら書き上げた僕も、今の僕も手を取って喜び合うだろう。



過去に書いた投稿があまりにもコンテストのテーマに合わせたような内容だったので、こうして自分を励ます投稿を書いてみた。

これからも、書いたものを読み返したり、きちんとアルバムに整理したりしようと思う。

はたらくってなんだろう・・・夏の終わり、考えてみて良かった。


#過去の投稿 #コンテスト #読み返す

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