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運動会と、その先のこと

先日の週末、それまでの寒くて雨の多い日を縫うように訪れた「晴天日」に、子の運動会が開催されました。小学生になって初めての運動会、できて良かった。

小学校の運動会・・すっかり自分たちの時と比較する癖がついてしまいましたが・・かなり様変わりして、ここ数年の状況もあって、競技もとても少なくなっていました。

学校によっては、家族は1人だけという観覧ですが、幸いなことに校庭が広いこともあって、家族や親族の観覧が可能でした。

両親に声をかけてみると、たまたま妻のお父さんも観覧できて、とても喜んでいました。考えてみれば、自分の子どもたちの運動会もあまり観に行ってないとしたら、とても感慨深いのでは・・なんて思いました。

運動会では、2学年ごとにまとまって”演舞”がありました。運動会までの数日は家でもその内容を少しずつ見せてくれていたのですが、やはり実際に観てみると、緊張しながらもしっかりと動いて、そしてみんなで合わせている感じに、感激するのでした。

各学年が伝統的に踊っているものなので、上級生はみんな踊れるようで、応援席では上級生も一緒になって踊っていたのが印象的でした。

声が出せないからこそ、下級生の徒競走を見ながら手拍子したりしていて、子どもながらにちゃんと周りが見えているのだと感心しました。

小学生になって体も大きくなって、保育園の運動会とは違っていました。周りにいる親たちも見知った人は1人2人程度。親同士のつながりもかなり薄れるのかと実感しました。

事前にお便りで、子が走る順番やコース、演舞の時の並び位置など細かく伝達してもらうのも、噂には聞いていましたが、ちょっとびっくりでした。

一年生なら仕方ないかと思いつつ、ちゃんと家で聞いていればいいことなのに、と改めて家族の会話の重要性すら感じてしまう運動会でした。

幼い頃、僕は運動会が苦手で、参加したくないと思っていました。そんな子ども時代に、なんであんなに親がちゃんと観に来てくれるんだろうと思っていたけれど、ようやくその答えが分かりました。

子どもが嫌だと言っていても、目の前でみる「成長」があり、友達同士の関わり合いが、子が一人ではないことを認識できて「安心」につながるのだと、そういうことだったのかなぁと思うのです。

いくら「楽しんで」と言っても、1人ではなかなか難しいですし、そこは友人関係に頼るところなのかなと、手の届かない場所に思いを託しつつ、また来年も楽しみです。


#運動会 #子の成長記録  

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