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休むために選んだ

数日前、合わせなくていい、という記事で転職に至る職場での葛藤(ほぼ主観で見苦しい感じでした)を書いてみました。

記憶というものは、強いものしか残らず、それもより強化されているような気がして、ホントにこんなだったかなと思いつつ書いているところもありました。

葛藤や職場での辛さなど、共感いただけていたら幸いです。いつも読んでいただいている方には、何か雰囲気を壊すようで、失礼しました。

きのう、僕たち夫婦の結婚記念日ということで、きっかけというか大切な記憶を共有する場としてのカフェに行きました。平日なので、もちろん仕事を休みました。

僕が転職した大きな理由として「休みがきちんと取れる」ことがあります。自分が仕事ができるかどうかは置いておいて、きちんと休めるかどうかは、当時は自分ひとりのことでしたが、いま家族がいると、とても大切な視点です。

きっと、きちんと稼ぐのも、社会に深く関わっていくのも家族への愛情だと思います。

ただ、僕の場合には「休めること」がとても大切でしたし、その考えは転職して10年経っても変わりません。

結婚記念日は月末なので、毎年のように少し不安になります。今年は休めるだろうか、仕事は落ち着いているだろうか。でも結局、休みます。それは、記念日が1度しかないからです。さらに、今後何があるか分からないからでもあります。

職場で共有するカレンダーに休暇を入れたところ、先輩から「え?翌日の提出物、大丈夫か?」と聞かれました。初めての担当で、しかも1年の中でも結構重たい書類作成作業の取りまとめが控えていました。

「わかりません、たぶん大丈夫です」

と答えて、子の体調不良もあり金曜日の午後から休みに入りました。大丈夫かどうか、これから職場に行ってみないと全くわかりませんが、やるしかないなと思っています。

逆説的ですが、僕は休むために転職したのです。他人に迷惑をかけてしまうことは確かに申し訳ないことですし、ひとりよがりでもあります。だからこそ、自分でやる部分はできる限り早めに作業しているつもりです。

去年、育児休業の取得前の数日間、毎日終電といった期間がありました。そのとき、妻から「本当に休めるのか?」と何度も心配する言葉を聞きました。ふだんは残業はあまりしないし、そんなに遅くなることがなかったのです。

家族とともに過ごすことの大切さというか、安心感が子どもにとって何より不可欠であり、仕事でもそんなことを実現できるようなイベントを企画していることさえありました。

もちろん、この考え方は職場の状況によっても変わって行くはずです。以前は、災害対策などで土日の夜でも出勤していました。休めないときもあります。

ワーク・ライフ・バランスという言葉が示すような暮らしとはどんなものか。バランスが難しいのは、基準がないからなのかもしれません。

#転職 #休暇

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