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君が8歳になったなんて

まったく個人的な話になるけれど、うっかり日付を超えてしまい、なんとなく申し訳なさを感じつつも、書き残しておかないと、僕が後から悔しがることが目に見えているので、ここに書いておきたい。

今週の初め、上の子が誕生日を迎えた。8歳になった。おめでとう。

赤ちゃんの頃の様子を思い出せないなぁなんて思っていたら、Google先生が8年目の生まれた日の写真を提供してくれた。・・目が、とても大きい。しっかりと開いていた。どの人に見せても「目が大きい」と言ってもらえるほどにインパクトがあった。

初めての子ということもあり、親の僕たちには色々と準備不足やら知識不足があって、毎日何かと落ち着かない日々を過ごしていた。当時は集合住宅だったので、夜に限らず泣いてしまうのがとても気にかかってしまっていた。

ハイハイはほとんどせず、体の回転を駆使して移動し、立って歩き始めると、長靴を履いて、ずっと歩き続けた。1歳になる直前のGWに、数日間高熱を出して親を心配させたのは今でも家族の語り草だ。

深夜に病院に入り、明け方に生まれ、分娩室にあったステンドグラスが、差し込んできた朝日で神々しく光っていたのを思い出す。

8歳といえば、小学校2年生である。

以前、ほかの投稿で書いたことがあるのだが、僕たち夫婦は小学校の同級生である。出会いは、小学校2年生の時に、転校生として東北からやってきたのが今の妻だった。いまの上の子と同じ年齢で出会った僕たちが、将来結婚することになるなんて、予想できる由もない。人生、何が起こるかわからないのだ。

そんなことを考えていると、8歳という年齢がさして小さな子ではないことを感じさせる。大人になっても、当時の記憶が残っていることもあるし、それなりに考えて行動していた。生まれてからたったの8年だけれど、40歳の僕の”5分の1の人間”かというと、そんなことはない。

夫婦のどちらも比較的身長は低い方なのに、上の子は常に学年を間違われるほどに背が高くなってしまった。最近では、ベビー子供服専門店などではサイズが見つからなかったり、靴も”キッズ用”ではサイズが足りず”一般用”になりつつある。

生活環境の変化があって、学校に行くことへの不満も抱えているような言動もあるけれど、とにかく友達の存在に励まされて学校に向かっている節がある。

誰に似たのか社交的な性格で、街なかで同じ学校の生徒を見かけると「あ、○小の子だ」と言う。それだけならまだしも、「○年○組の■■さんだ!」と言う時もあり、クラスを超え、学年を超えて交友関係(多少一方的である可能性はある)を深めているようなのだ。

これから、3人きょうだいの一番上の子として、どんな経験でも「初めて」になってしまう。勉強などは、きっと苦労したり、時間がかかってしまうこともあるかも知れない。それを見ていた下の子達がやすやすとこなしてしまうこともあるだろう。そんな時、どんな経験も無駄ではないことを、知って欲しい。

僕は子ども時代「長男は皆の模範たれ」と育てられたこともあり、今考えると我慢の連続だったが、我が子を見ていると「我慢してモノを言わない」と言う選択肢はない。「いや」「やりたくない」「無理」を即答してくる。

だいぶイラッとすることもあるが、そういう自己主張の中から責任感が生まれ、好きなもの嫌いなものが認識できて、自分なりの考えと判断へとつながっていくのではないかと思う。

8歳で出会った友人と、何かの拍子で、将来とても深い関係性で結ばれることもあるかも知れない。

8歳を楽しんで欲しい。誕生日おめでとう。


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