7/6/20

当然おおきく実るだろうよ
駆け回る安心し切った子供のように
あなたの胸で夢をみる

突然全てが変わるだろうよと
耐え難い不確定な未来に
立ち向かう唯一の術として
鋭い刃を突きつけていたころ
太陽に向かって伸びる枝に恐れがあるだろうか
熟した身を啄む鳥に杞憂があるだろうか  

あなたが愛してくれたから
鋭い刃はわたしの内に吸収されて
もう突きつけなくても立っていられる

この愛は
当然永遠に続くだろうよ
安心しきった万物の面影を宿して
わたしはあなたに微睡んでいる

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