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画像で一句の会

先週、私は初めてnoteの世界で会員証をもらった。

会長はmokomokopenさん。

もちろん俳句はど素人。ただもこぺんさんが好きだという理由で入会したかった。
まさか入れてもらえると思ってなかったが、入会したがる素振りを見せたら、なんと認めて下さった。きっと今頃後悔しているだろう。

こうして、めでたく会員No.3を手に入れた私は有頂天になり、早速俳句について調べてみた。季語とはいったい…とりあえず細かいことはゆっくり学ばせていただくことと決め、575だけをルールにし、今日一日を写真に収め「画像で一句」に挑戦しようと決意した。

5月26日・日曜日
まっ子の一日
(写真の下に一句)

今朝も鳥のさえずりとともに起床。私は朝が一番好きだ。しかも今日は晴れていた。
夫は格闘技の昇級審査があるので朝から外出。
朝食後、長女は読書、長男はレゴブロック、次男はせっせと絵を描いていた。
絵が完成し、次男が私を呼んだ。

次男「ママ、何か描いて欲しいものある?」

欲深い私は子どもたちの愛情にいつだって飢えている。

私「ママ!」

ものすごく嫌な顔をして次男が言った。

次男「他のにして」

私「ママ以外描いて欲しいものないよ」

泣き真似までして駄々をこねる私。そんな私を見るに見かね、次男はしぶしぶ描きだした。

次男「できた!!めんどくさっかった。」

時間にすると、5分くらいだっただろうか。かなり早く仕上げてくれたようだ。

そうして出来上がってのがこの作品。

お母さん それとも私 地縛霊 

お昼ご飯を食べた後、近くの公園に散歩にでかけた。

私の住む街はガーデンシティと呼ばれ、街のいたるところに庭園がある。その中でも代表的なのが、今日散歩にでかけたハグレーパークである。
公園の側には歴史を感じられる建物が多くあり、旅行客にも人気のスポットだ。

晴れてはいたが、ポケットから手が出せないくらい風が冷たかった。それでも秋の景色はとても美しかった。イチョウの葉は色づき、その落ち葉が地面を黄色に染めていた。

秋の色 踏みしめながら うんこ臭

この公園にはローズガーデンもあり、春になるとバラが咲き誇る。残念ながら秋の現在、花は殆ど枯れていた。

枯れている いい勝負だね ママと薔薇 

公園の中には亜熱帯の気候を再現した建物もあり、亜熱帯でしか見れない珍しい植物をみることができる。

どうみても 何回みても これコテカ
どう見ても 何回みても これ股間
どうみても 何回見ても みな股間
我が脳は 草木を見ても 下品かな

野鳥の楽園とも呼ばれるニュージーランドでは、日本では見かけないような種類の鳥に出くわすことが多い。
こちらに住むまでは見向きもしなかったが、今では庭に鳥の餌をまくのを日課にするくらい鳥が好きだ。
だから、鳥の集まる池にいくと大はしゃぎしてしまう。

「あ!あれ、かもかも!!」
「あ!あのカモ、私カモですって雰囲気カモしだしてる!」

鴨カモン さけぶ私に 罵声飛ぶ

ふっと近くにあった木を見上げると、木にしがみつく大量のセミの抜け殻を発見。それを洋服につけて遊ぶ子どもたち。
娘に、抜け殻からオスとメスを見極める方法も教わった。
このセミはコーラスゼミと言うらしい。

抜け殻を ブローチにして セミません

公園で思いきり遊んだ後は、夕飯の買い出しだ。
ショッピングモール内にあるスーパーに立ち寄った。
長男の大好きなレゴショップも覗いてみる。誕生日は半年も先なのに「これが欲しい」「あれも欲しい」と興奮する長男。

長男「いつ買ってくれるの?」

私はいつもどおりの言葉で黙らせる。

私「また今度ね」

ふざけるな また今度とは いつなんだ 

ふてくされた長男を無視し、買い物を終え、家路についた私は夕飯つくりに取りかかった。
夕食を終え、長女はまた読書、長男はレゴ、そしてホラー小説を読んでいる私の横で息子はまたお絵描きをしていた。

次男が今朝と同じ様に聞いてきた。

次男「ママ、何か描いて欲しいものある。」

もちろん答えは決まっている
私「マ・マ!!」

夕飯のデザートにみかんを8個も食べてご機嫌だったのだろう。
「いいよ!」と元気に答えてくれた次男。
しばらくすると、「できた」の声が響いた。
差し出される絵。

母親は あなたにとって 汚物なの?

トイレに流される私らしい。
こうして今日も、私の一日は終わっていく。

現在ニュージーランドは22時。
子ども達は眠り、私はパソコンでこの記事を書いている。

そして私は知っている、帰宅後、私のベットに息子達が入って遊んだことを。もちろん、セミの抜け殻ブローチを付けたまま。
布団の中で粉々になったセミの抜け殻。それを見る勇気はまだない。

「抜け殻と 添い寝プレイは 未体験」


自分でも詠んでいて意味が全くわかりませんでした。
それにもかかわらず、最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございます。

もこぺん会長、もはや俳句とは呼べないと思いますが、よろしくお願います。




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