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祭りの夜

職場の仲間が山車を引くとのことで、ものすごい久しぶりに夜の祭りへ。

年に一度の、この日のために生きている
というのは
やっぱりどこか晴れやかで清々しく。

人混みが嫌いで、もう10年以上行ってなかったかもしれない地元の祭りに、
10個も離れた妹のような子が一緒だったので、
離れないように手を引きひき、人をかき分けゆく。

祭りはやはり、どこか非日常のハレの場所。
この半年、沈み停滞していた私の身体のなかを、
どこか風が吹き、火を起こすような
たった数時間、数分の出来事。

帰りの夜道、まだ風邪気味の身体にポカリスエットを流し込みながら、やはり祭りは不可思議で面白いもんだ、とうんうんうなづきながら帰る。

神様が、こんなところでめげてんじゃなかろうよっと、ふぅっと一陣の風を吹かしていってくれた。

仲間に感謝。
風が吹き、火がまた灯った。
そんな夜。

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