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親友の平均年収は、あなたの年収

お疲れ様です。もなきです。
転職エージェントをしたり、スタートアップ企業の採用のお手伝いをしたり、採用動画のプロデュースをしたり、YouTubeをしたりしています。

今日は「あなたの年収は○○で決まる」という話について書こうと思います。

先に答えを言ってしまうと、○○とは「周りの人」を指します。

「自分の周りにいる親しい5人の平均年収が、自分の年収になる」

という話、一度くらい聞いたことありませんか?

これは、アメリカの起業家で30代で億万長者になったジム・ローンさんの言葉です。日本では「つるみの法則」なんていう風にも言われていたりします。

このnoteのマガジンでは、転職とかキャリアについての話をしているのに、何でいきなり「年収」の話をしているかというと、転職やキャリアの相談で「年収」の話はつきものだからです。今回はこの「つるみの法則」を、転職やキャリアの観点で掘り下げてみたいと思います。

「つるみの法則」って何?

まず、「つるみの法則」って本当に合っているの?って思うので、一度やってみましょう。

①まず、あなたの周りの親しい5人を書き出します。

②その名前の下に年収を書きます。
※年収が分からなかったら「openwork」(旧volkers)でご友人の方と年齢や職種、役職が近しいデータを見つければ、概ね年収額は想定できると思います。どうしても分からなかったら、普通に「年収っていくらもらってる?」と聞いてみて下さい(聞きにくいかw)

③5人の年収を出してみたら、その5人の年収を足して、5で割ってみて下さい。

いくらになりましたか?あなたの年収額に近くなりましたか?

このnoteを見てくださっているボリュームゾーンの、20代~30代のビジネスパーソンのみなさんが選んだ5人って、学生時代からの友人、もしくは会社の同僚じゃないかと思います。

そうすると、5人の平均年収は、あなたの年収に+-50万位の近さでは収まったんじゃないかと思います。

つるみ過ぎることで「停滞」することも

なぜ「つるみの法則」が成立するかというと、要は「類は友を呼ぶ」ということです。

友人

例えば学生時代に仲のよかった4人のメンバーがいて、1人が商社に入って海外出張や海外転勤が発生するとどうしても疎遠になっていきます。残る3人も、一人はベンチャーに入って色々と任されていて帰る時間も遅く忙しかったら、定時で勤務が終わることが多いメーカー勤務の2人が一緒にいることが結果的に多くなっていきますよね。

会社の同僚も同じで、同期だったり、同じ部署の仲間と、仕事後に飲みに行って、職場の愚痴や社内の人の話とかで話し込んだりすることも多いと思います。もちろん、同じ部署の人との交友関係は大事ではありますが、いつものメンツで話していても、話の拡がりや新しい発見ってそんなにないですよね。

ただ、僕は昔からの友人との縁を切るべきとか、職場の同僚と飲みに行くことは止めた方がいい、みたいなことまでは言うつもりはありません。昔からの交友関係は言わずもがな大事にした方がいいし、同僚に愚痴の一つも言いたくなることはあります。

ただ、気をつけなければいけないのは「いつも、同じ会話しているな」と気付いた時です。

・この同僚と話していると、いつも上司のAさんの悪口を言っているな
・この友人と話していると、いつも女性の話をしているな 等

別に、あながたそれを楽しんで聴けているなら止めません。でも、人との対話を通じて、人は成長するし、新しい考え方を身につけます。それが、仕事のレベル感にもつながっていき、結果的に収入があがることにも繋がっていきます。

いつも同じ話をしている=停滞です。
だったら、家に帰ってビジネス系YouTube見ている方がましです。

つるむ人を変えるには?

じゃあ、つるむ人を変えて、自分が理想とする年収層の人といきなりつるみにいけばいいのか、というと、それも実は難しかったりします。いきなり西麻布の会員制のBarに言ったり、経営者の会合に行って話しかけに行っても、変な顔されるし、浮いちゃいますよね。

ニワトリが先かタマゴが先か、みたいな話になっちゃいますが、僕は、年収が高い人とつるむから年収が上がるというわけではなく、自分の仕事への考え方・スタンス・発信力が変わってくると、つるむ人が変わってくると思っています。

特に、今の時代はSNSなどで自分のスタンスや価値観を発信していく中で、普段の仕事であれば交わらなかった人と親しくなることも多くあると思います。これはまさに、自分が先に変わって、つるむ人が変わるパターンですよね。

あなたの「変わりたい」欲をあおって、情報商材を売りつけてきたり、怪しいコミュニティに勧誘してくる人もいるので注意は必要ですが、自分の意見を発信することで、新たにつるむ層を作りに行くことは大事だと思います。

また、「転職」によって、つるむ人が変わるというのは大いにあります。会社毎の年収水準に自分も乗っかるというのはもちろんですが、ポジティブな考え方が多い職場だと自分もポジティブな志向になったり、新しい会社の業界の人との付き合いが増えていくこともあります。その意味では、つるみの法則を自然な形でリニューアルしていくには、転職も一つの手段ですね。

こんな時代に、誰と「密」に会うか

今日は「あなたの年収は○○で決まる」というテーマで話をしました。

ちょっと話が逸れますが、よく
「リクルートは起業家輩出会社だ」
「起業を目指すならリクルートに入れ」
なんて言われることがあります。

僕は新卒から6年間リクルートにいましたが、ぶっちゃけ入社したところで、起業のノウハウを教われるわけでもなければ、日々の仕事に起業のヒントが詰まっているわけでもないです。

じゃあなんで起業する人が多いかというと、まさに今回の話で「起業する周りの人が多いから」なのです。ただそれだけです。

なので、起業が身近に感じたり、起業する際の細かいアドバイスを共有しあえたり、税金対策の情報をシェアしたり、お客さんを繋ぐ営業協力が生まれることもあったりします。

結果、やはりその起業した人達でのつながりが深くなり、先ほどの「つるみの法則」にあるように、年収レンジが、会社経営をしている人に近づいていきます。

今はSNSなどを通じて誰とでも繋がりやすい時代ですが、今回のコロナウイルスをきっかけに、僕らは「誰と密に会うべきか」を真剣に考える時代になってきたと思います。

首都圏ではコロナの第二波か?と言われる状況になってきていますが(7/17時点)、遅かれ早かれ、外食等でオフラインでの接触もまた増えていくかと思います。

「コロナが明けた頃に飲みに行きましょ」というお誘いは、コロナ自粛期間のオンラインの場で、あなたも沢山受けてきたと思います。

コロナが明けていった際に、あなたは誰とつるみますか?

今後もこのnote(名もなき転職マガジン)では、転職やキャリアにまつわる話を発信していきたいと思います。尚、このnoteで配信している情報は、YouTubeで先んじて配信しています。週に2回くらいの更新(月曜と木曜の夜)ですが、ぜひそちらもチャンネル登録いただけると嬉しいです。

▼今回のnoteの内容について話した動画

それでは、お疲れ様でした。

サポート金を元手にその方とランチに行きたいです(都内のみ)つまり、500円が1,000円のランチに化けます。