私は子育て向いてないのでは?と思った話
もともと子供が嫌いだった私、病んでいた産後
私自身がきょうだいや周りに小さい子供が身近にいない環境で育ちました。子供が好きじゃなくて、フードコートとかお店で騒いでいた子供がむしろ嫌いな部類でした。なんでちゃんと親は躾しないんだろう、子沢山って嫌だな、幼児ってギャーギャー騒いでうるさいな〜とさえ思っていました。
子供が生まれたらどんな声がけをしたらいいのかわからなかったんです。もちろん我が子はすごく可愛かったので、赤ちゃんが可愛くないとかそういう感情はありませんでした。ただ、赤ちゃん慣れしていなすぎて、「語りかけの育児が大事」なんていうけれど、なんて話かけたらいいのやら…と途方に暮れていました。
産後は密室育児になってしまって、赤ちゃんとの会話もあまりできなくて、「とにかく大人と話したい」と思っていました。2022年はコロナ患者の増減がまだあり、子育て中のママを対象にした地域の集まりが少なかったりで、ほかのお母さんと繋がる機会も少なくて、結構病んでました。
子育てが向いてないと感じる瞬間
娘が赤ちゃんから幼児に変化している中で、「自分は子育て向いていないんじゃないか」と時々すごく辛くなる瞬間があります。どんな時に辛くなるかというと、
・片付けたばかりのおもちゃ箱をひっくり返されて散らかされた時
・食べこぼしで床や椅子がぐちゃぐちゃになった時、液体をこぼされた時
・言うことを聞いてくれなくて思わず娘を叩いてしまった時
・公園の砂が家の中にまで入ってきてしまった時
・何を言ってもイヤイヤで泣かれてどうしようもない時
・集中して別の作業をしていたのに邪魔をされた時
なんで私だけ子育てにこんな悩んでいるのか、ママ友が自分の子供に優しく語りかけているのに私はなぜもっと話しかけてあげないのか…と自問自答をしてしまいます。「私は子育てに向いていないのでは?」という心の声をGoogle検索に乗せてみたときにこの記事がヒットしました。同じような思いを抱えているママがいることに安心し、心がグッと楽になりました。自分だけが追い詰められているわけではないのか、と安心しました。
女だけが「いい母親であること」を強制されていないか?
日本だけなのかもしれませんが、女性として生まれたのなら「子供が好きで当たり前」「子供のために自分のことは後回しにして、耐えれるのが当たり前」「女性は生まれながらにして母親のマインドを持っている」「子供を産んだら母性がある」みたいな前提を感じることが多いです。なぜか女性だけ「生まれながらによき母親であること」を強制されているように感じます。男性はそこまで「よき父親であること」を強制されていなくて、「仕事も育児もバランスよく♪」、赤ちゃんの時だけ育休をとって育児参加しておけばオッケー♪みたいな雰囲気を感じます。育児は赤ちゃん以降も20年近く続くし、父親の仕事は続きます。ちょっとやそっと育休とったぐらいで父親だけ褒め称えられる社会、雰囲気がなんとなく気持ち悪いなと思ってしまいます。
知育、おうち英語、絵本の多読、語りかけの育児…どれも中途半端に…
私自身は英語がとても苦手で、業務の中で英語に出会うとアレルギーのように逃げてしまうので、我が子には同じ苦労をさせまいと、英語育児についていろいろ調べていました。子供を産む前は「おうち英語」に夢中で、絶対に我が子をバイリンガルにしようと息巻いていました。生まれてみれば「普通の子育て」をするだけで手一杯でした。DWEのような高価な英語教材を買ってみたいと思いつつ、継続する勇気も自信もなかったので結局買わずじまいでした。
絵本の多読も最初は3歳までに1万冊読むぞ〜と息巻いて、アプリに毎日読んだ本と回数を記録していましたが、復職してからはもう毎日子供にご飯食べさせる、着替えさせる、寝かせることで限界を感じ諦めました。
早期教育は親の確固たる意思と、毎日継続する力がないとどうにもなりません。共働きで、朝も夜も忙しく過ぎ去ってしまう我が家。私の意思と能力だけでは、意識の高い早期教育や英語の習慣づけはできませんでした。
【まとめ】今は毎日健康で、元気に育ってくれさえすればいい!
自分が理想とする育児や教育方法はいろいろありました。理想と現実は一緒ではなく、毎日かけ離れていくばかりです。バイリンガル育児や、絵本の多読も絶対やらないわけではないですが、有名な教育ママのように「1日絵本を何冊読むとか、1日英語のコンテンツを何分みせる、英語のCDを何分か掛け流しをする」のように、毎日やることをタスク化して追い詰めるのは私には向いていなかったし、できませんでした。娘にもそれは負担になってしまうように感じました。
幸い娘は比較的体は丈夫な方で、保育園も月1〜2回休むか休まないかで済んでます。毎日しっかり栄養の取れた食事をとらせる、睡眠時間を確保する、土日は公園や遊び場に連れていく…これだけでも十分なのではという結論に至りました。今後は小学校受験を検討しておりますが、早期教育や知育系をガシガシ詰め込むのはやめて、2〜3歳のうちはのびのびとたくさん体を動かして、楽しく毎日過ごしてもらうことを優先しようと思います。
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