約一か月振りです

 お久しぶりです。

 とはいってもタイムライン等から俺が消えた事に気付いた人が何人いたのかなんて、たかが知れてますがお久しぶり。最内翔です。

 ちょくちょく来る引きこもり期が続いておりました。
 原因は家の問題。
 といっても、家庭の問題じゃなくて済んでいる家の更新手続きなのですが(笑)
 色々やらかしているのもあって更新を拒否されるのではないかと、引っ越ししなければならないのではないかとビビり、動けなくなっていました。
 その他にも色々「しなければ」が堆積し、一か月ほど経っていたのです。
 後回しにしだすと、普段は順々に処理できていた内容も「しなければ」になっていっちゃうんですよね。
 そしてそういう時は往々にして睡眠時間もズレていき、朝方寝て夕方起きるを繰り返す日々になっていく。
 そして「あー、風呂や部屋の片づけしないと色々始められないけど、深夜だから周りの住人の迷惑になるな」と何も行動せずスキップボタンを連打する。
 いつもの流れです。
 ただ、最近活動の場がそういった問題もある程度知ってはいてくれてるネットに移っているので、今回は比較的早めに再始動出来そうです。
 今まで通りだったら半年は経過してる可能性すらある。

 まぁ、そうやって逃げつつも俺自身は結構楽しんでいました。
 というのも、最近は毎週末TRPGをしているのです。
 以前オンラインで知り合ったTRPG仲間、身内の人達が最近活性化していて、毎週土曜日に何かしら卓を囲めています。
 クトゥルフやインセインをやって、翌日朝方までダラダラ雑談する。
 平日でも偶に集まっては駄弁ったりショートセッションをしたりしていました。

 その他足音村さんとの共同企画で、TRPGの「当事者卓」をやったり。
 自分はKPでしたが、3週に分けて、中々上手い事回せたと思います。
 プレイヤーの皆さんからの感想も上々で、今後とも当事者卓は続けていき、母数を増やせて行けたらなと思っています。

 またその活動の中で、一人中々面白い人との出会いもありました。
 同年代の女性の方らしいのですが、セッション前後で結構長い事雑談して意気投合。
 相手が話好き、俺が暇人というのもあり時には最長通話時間が11時間になったことも(笑)
 特に面白かったのが、基本的に俺は人の半生や感性、考え方とかを聞くのが好きなのですが、逆にその方は自分の事を話したい方だったということ。
 相手の方の詳細は伏せますが、後述するような感じで色々と自分を振り返る切っ掛けになりました。
 その方はTRPGにもそれなりにハマってくれたみたいなので、惚れた腫れたはないですが今後とも卓を囲んでいければなと思ってます(笑)

 話はガラッと変わりますが、基本的に俺は人の話を聞くのが好きです。
 特に相手がどんな信念を持っているのか、考え方をするのか、それはどんな人生経験があるからなのか、が。
 時々合いの手の茶々を入れたりしますが、大好物なので内心は超真顔で聞いてたりします。
 それは相手が違う人間だから。
 基本的に俺には確たる自分の信念や考えを持っています。それは余程の事が無い限り、今後も他人の言動で変わったり同調する事は無いだろうものです。
 同時に自分のそれが一般的には極端な考えで、他人に共感してもらいづらい信念であることは理解しています。
 だからこそ、他の人がどんな考えや信念を持っているのかを聞いてその差異を確認していく。
 他の人のそれを聞いて、トレースし、納得(共感でなくていい)し、自分の考えを浮き彫りにしていく。
 その作業がとても楽しいのです。

 今回その相手になってくれた方が特に面白い人でした。
 かなり多くの共通点(考え方や好み)を持ち、それでいて明らかに違う行動方針を持つ人物。
 MBTI診断で言うなら、俺がENFPにあたるのですが、その方はINFPらしいのです。
 知らない方向けに簡単に言うと、エネルギー源やエネルギーの向きが外向きか内向きか、という違いらしいです。

 その人も俺と似ていて、
「誰かに『こう在れ』と求められ、それに応えられなくて壊れていった」
 そういった部分があるそうでした。
 でも違ったのは、
 その人は「自分自身と違うものを求められ、自分を変えたり偽らなければならないこと」が一番拒否反応が起きる所であったのに対し、
 俺は「自分自身と違うものを求められ、それに応えられないこと、そしてその時に逃げ出してしまうこと」が一番拒否反応が起きる所でした。

 俺の場合、自分自身と違う、理想形を求められること、それ自体に拒絶感は無いんです。
 だってそれを誰よりも求めているのが自分自身ですし、殆どの場合その理想像の振りをしている通りの事を求められてきたからです。
 地頭が良くて、話やすくて、真面目で責任感があって、説明が上手くて。
 そんな理想の普通を装って生きようとしてきました。
 そうなりたいと思って生きてきました。
 そうなりたいと思って生きています。
 そしてそんな俺に、その通りの振る舞いを期待されるのです。

 でも俺にはそんなこと出来ない。
 だって俺はこんなにも臆病だ。
 だって俺はこんなにもヤワだ。

 「しなければならない」ことが押し寄せてくる。
 その結果どうなるのかに恐怖する。
 後回し後回しにする。
 期限を破る。
 怒られたり嫌われたり失望されたりするのを怖がる。
 逃げる。
 生活習慣が乱れる。
 後回しにした問題が山積みになる。
 「朝起きれたら」と後回しにする。
 山積みの問題を直視するのが怖くて、正気に戻るのが怖くて目を逸らし続ける。
 いつまで経っても生活習慣は治らず、昼に起きていても目を逸らし続ける。

 もう何度もこれを繰り返してきたか。


 それでも俺は、格好良く在りたいのです。
 格好良く見られたいのです。見せたいのです。なりたいのです。

 俺が好きな物語の主人公達のように。
 明るく。
 でも真剣で。
 優しく。
 でも意地汚く。
 力強く。
 でも無様で。
 困難にぶつかって、何度も心を折られながらも、その度に自分の信念を見つめなおして立ち上がり、辛い時こそ笑顔を作り、誰かの為に何処までも足掻き続けられる人に俺はなりたい。

 出来る事ならば数多くの人にだけど、
 せめてこの手の届く人の中では、その人の人生の中に自分の名前が刻まれているような人間でありたい。
 その他大勢の一員、モブのままで終わりたくない。
 「あの頃は最内翔って奴と○○してたな」って、俺の名前を思い返してもらえるネームドになりたい。

 ずっと、俺は誰かに期待されるのが怖い。
 その期待を裏切る未来しか見えなくて。
 同時に格好悪い自分を認められない。
 こんな自分を嫌悪し、劣悪な生活をすることで自傷を繰り返している。

 ここ半年、この界隈では自身の醜悪で情けない所を率先して公開してきた。
 期待されても無理だって言ったじゃんと言い訳する為に。
 ここ半年、あらゆる自制心を放棄してきた。
 自制しようとして失敗して、また自分を嫌いにならない為に。

 そうやって、絡まりまくっていた諸々を解していって、色んな人と話し、関係を結びなおして、また一つ自分への理解が進んだ気がする。

 多分、俺はただ今のありのままの自分を認めて欲しいんじゃない。
 もし今の自分を認めて貰ったとしてもその評価を受け入れられないから。
 それ以上に自分への不信が勝るから。
 いつまで経っても今のままの自分を、自分自身が認められないから。

 多分、ただ格好良く見られたいわけじゃない。
 すぐに露呈するのが分かり切っているから。
 それで何度も自己嫌悪してきたから。

 自分が好きな人に、信頼できる人に、格好いいって思って欲しい人に。
 本当の自分がこんなにもダラしなくて情けなくて浅ましいって知って貰った上で。
 失敗しても逃げ出しても悩んで立ち止まっても、責めず受け止めて貰って。
 それでも気張って、格好つけて、虚勢を張って、格好いいって思われたい。

 ははっ。
 こうして書き出してみるとあまりにも荒唐無稽で、独りよがりで、浅ましいよね。
 人を期待することも出来ず、愛する事も出来ず、距離を置く人間のくせに。
 なんの価値も生み出せない人間が、俺個人を見てくれなんて。
 どんな価値がお前にあるんだ、と。
 欲しがるばかりで何も返せず、歩み寄ることもしないくせに、と。

 そんな風に自嘲しながらも、それを目指すためにも自分が何かを生み出せるようにならないといけない。
 また動き出さなければならない。
 TRPGのリプレイを沢山だしている人達を心底妬ましく思いつつも。
 きっとどうにかあそこに並べるように動かなければならない。


 俺はまだ終わりたくない。

 格好良くなりたい。

 誰かに認められたい。

 自分を認めたい。

 TRPGをもっと遊びたい。

 TRPGをもっと知って欲しい。

 誰かに愛されたい。

 誰かを愛したい。

 正気を取り戻すのが怖い。

 問題山積みの現実を直視するのが怖い。

 でも動け。動け。動け。

 このままで終わりたくない。

 お前なら出来るなんて口が裂けても言えない。

 なんの確証も無い。辛い事や失敗があるに決まってる。

 でもそろそろ動けよ俺。

 どれだけ待っても、てめぇなんかの為に人生を分けてくれる人なんて出てこないんだ。

 少なくてもこのままじゃな。

 ダイスを振らなきゃクリティカルは出ないんだ。

 行動しなきゃ幸運も起きないんだ。

 逃げるな。

 いや、逃げてもいいけど、目を逸らすな。

 そろそろ責任を全て放り投げる必要もないだろう。

 十分に自分の芯は確認できたはずだ。

 動け。動け。動け。

 前を見ろ、俺。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?