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【初投稿】東京近郊の釣り場、混み過ぎて釣りの常識が全然通用しないし魚釣れない


首都圏近郊、魚釣りの難易度高すぎ

皆様、釣りはしていますでしょうか。
この記事を書いている今は秋真っ盛り、通年通して釣り人にとっては一番魚を狙いやすい時期といってもよいかと思います(魚種にもよるけど)
三度の飯より釣りが好きな私も、釣り人の例に漏れず時間を見つけては釣りをしに行っているんですが、ここ数年釣りをするたびに思うことがあります。

釣り場、混み過ぎじゃない??

私は普段、東京近辺に根城を置き、東京・神奈川・千葉・埼玉あたりを中心に川から海まで手広く釣りをしているのですが、コロナ禍以降明らかに釣り場の混雑具合が増しました。

コロナ禍によるアウトドア需要の増加、SNSや動画投稿サイトの盛況による釣り場の探しやすさ・釣りへのハードル低下等、色々要因はあるかと思いますが、首都圏近郊の釣り場はどこに行っても人・人・人で魚より人が多いなんて言われる場所もざらにあります。
とくにすごいのが堤防や海釣り公園など、海の魚を狙う釣り場。
元々、工場や船着き場などで東京近辺は気軽に海釣り出来る場所が多くありませんでしたが、コロナ禍以降の釣り場閉鎖、釣り人の急増によりただでさえ少なくなった釣り場は連日人が押し寄せ、青物の釣果情報が出まわろうものなら終電で釣り場に入っても釣り座に空きがないなんてこともざらにあります。

さて、ここまでは他の釣りブログや釣りSNSでもよく目にする内容かと思います。
ここから釣り場の閉鎖問題、釣り人のマナー問題へとつながるのが定石ですが、今回お伝えしたいのはそういった話ではありません。
(もちろんマナーは大切なので釣りする人はちゃんとルールを守って釣りをしましょう)

今回のメインは、激混みの釣り場でどうやって釣りをすれば釣果があげられるか?という情報が全然共有されていないよね、というお話です。

わかりやすい例として、東京近郊の海釣り場を取り上げます。
ここでいう「東京近郊の海釣り場」の定義としては、東京駅から電車で2時間以内に行ける駅を最寄りに持つ、投げ釣りが許可されている海釣り公園・堤防をイメージいただければと思います。
(某湾奥海釣り公園や、某神奈川の海釣り公園など)

こういった釣り場は、都内からアクセスも良く、人が多い分釣果情報もよくSNSで共有されるためいつも釣り人であふれかえっています。
こういった釣り場はたいていの場合、釣果情報に乗っているほど魚が釣れないことが多いです。
釣れたとしても、複数回の釣行で安定した釣果を上げる事が難しく、かなり運要素が強くなるのではないかなと思います。

これは大物(青物・シーバス・鯛系等)を狙い始めるとさらに顕著で、1日釣りして一匹も釣れないなんてことはざらにあります。
もちろん、回遊の問題や潮回りなど混雑以外の要因もあると思うんですが、それにしたって魚が釣れない。
あれやこれや試してみてもなかなか思うような釣果があげれず、特に釣り初心者の方は悔しい思いをした人も多いのではないでしょうか。

世に出回っている釣り情報は、激混み釣り場での釣りを想定していない

現代は大情報時代。
魚が釣れないのであれば、と上手い人の釣り方をまず調べてみる人は多いのではないでしょうか。
今は動画投稿サイトなどで、こうやったら釣れるよ!というノウハウ動画がありがたい事にたくさん上がっています。
釣り場で丸一日坊主という辛酸をなめた後、こういったノウハウ動画や釣りブログ等で知識を蓄え、リベンジを誓う何て事を私もよくやります。

が、こういった情報を見ていていつも思うことがあるのです。

この知識、自分がよく行く釣り場じゃ使えなくない?

一つ例をあげましょう。
堤防のようなオープンウォーターの釣りで、常識といってもいいレベルでよく聞くフレーズがあります。
「潮目を狙え」
潮目の解説はそれこそ世の中にたくさんあるのでここでは割愛しますが、この知識、死ぬほど混雑している堤防ではまず使えません。

激混み釣り場には以下の特徴があります
・所狭しと人が並んでいるため、キャストできるのは自分の目の前だけ
・場所取り戦争が熾烈を極めるため、一度入った場所を移動することができない
・地形変化によって潮目が発生しやすいような人気ポジションは基本的に取れない

当然、この状況で潮目なんか狙えるわけがないですよね!
とはいえ潮目はいろいろな条件で発生するので、たまたま自分の目の前に潮目が発生するときはあります。
こういった時はもちろんねらい目なので、限定的に釣り動画の知識等が使えたりするのですが、運要素が余りにも大きい。

もう一つ例を挙げます。
これも常識のように言われている、「朝・夕まずめを狙え」
この知識に関しては、時間帯さえ合わせれば大体の場所で効くので、先ほど挙げたような場所の問題は置きづらいです。
ただ、この知識も活用はなかなか難しい。

というのも、マズメ時が釣れるなんていうことは多少釣りをしている人ならだれでも知っているので、この時間はいつもにも増して釣り場に人が殺到します。
「ふむふむ、つりはマズメが釣れるんだな」なんて思って夕方や朝方に釣り場に移行ものなら、マズメ時が終わるまで釣り場に入れないなんていう悲惨な結果になって終わってしまうのが容易に想像がつきます。

他にも、撒餌を使った魚を寄せる釣りについても、滝のように至る所から垂れ流されるコマセの前に全然魚が集まらない、このルアーのこのアクションが良く釣れる!なんて情報も、休む暇なく叩かれまくって激スレの魚たちの前には無力等、激混み釣り場では世に出回っている情報の大部分は活かせないことが多いです。

激混み釣り場は避けるが吉…だけど…

激混み釣り場の対応方法は至極単純です。

混んでるところは避けて遠出してでも人が少ない所で釣りをする

身もふたもないですが、これが一番の解決策です。
実際、ネットで調べてみても対処方法としてはこれが一番よく出てきます。
(ていうかほぼこれしか出てきません)

が、じゃあ皆が皆遠出をできるか?と言われるとやはり難しいものがあります。
特に若い世代では、賃金が昔に比べて低いなど遠出をするための資金が少なかったり、車を持っていないためそもそも交通手段がない、社会人であれば、遠出をするための時間を捻出できないなど、釣れないとわかっていても手軽な激混み釣り場を選択せざる負えない人も多いでしょう。
むしろ、そういった方の方が多いのではないかなと思います。

激混み釣り場で魚を釣るために必要な知識

ここから先は釣るのが難しいとわかっていても激混み釣り場で釣りをせざるを得ない方向けのお話。
今まで話してきた通り、激混み釣り場で魚を釣るのは難易度が高く、世に出回っている情報を真似してもそもそも実践からして不可能、という状況にあります。
では、激混み釣り場で魚を釣るには運に身を任せるしかないのか?というと、そんなことはないと私は思います。

私も釣れないながらに東京近郊激戦区で釣りを重ね、両手の指では数えきれない坊主を味わいながら、ようやく最近は安定して釣果を出せるようになってきました(それでもたまにほげりますが…)

例えば、
・直近の釣果情報から、複数ある釣り場のうちどの釣り場を選ぶべきか?
・釣り場毎に、どの釣り座まで魚が回遊してくるのか?
・どのタイミングで釣り場に行けば魚が回遊してくる釣り座が空いているのか?
等を抑えるだけでも魚に会える確率は大きく変わります。

他にも、横移動できない状態で魚の反応がないときに、どのような選択肢を取れるか等考えるポイントはたくさんあるのですが、こういった内容は世の中にでている釣りの情報では全く触れられていないと思います。

XXX公園では、大潮の土曜日は何時ごろに釣り座に行くと潮通しの良い釣り座に入りやすい、なんて情報はまずネットで見ることはないですよね。
でもそういった情報を入手する事が、激混み堤防で釣果を上げるために大事だったりします。

(おわりに)このnoteを開設したわけ

いままでの話をまとめます
・都内近郊の釣り場は釣りの常識が通用しないレベルの激混みスポットが大半
・そういった激混みスポットでの釣りの仕方は、世の中にほとんど公開されていない
・激混み釣り場以外に遠征に行くのが一番だけど、皆が皆遠征できるわけではない
・激混み釣り場には激混み釣り場なりの攻略方法がある

特に、動画投稿サイトや釣りブログで語られている釣りテクニックと、激混み堤防の現実の釣りとの乖離は長年すごく感じていました。
激混み堤防でどうやって魚を釣るか?という情報が体系的にまとめられている情報源はないかとずっと探しているのですが、今のところ良い物は見つかっておりません。

そこで、ないなら自分で作ってしまおうと思いいたったのが、このnoteを開設した理由になります。

このnoteは、
「東京駅から鈍行電車だけを利用して2時間以内に行ける釣り場」
を対象として、激戦区でどのように釣果をあげるか?に主軸を置き、
自分がこれまでに培ってきた経験を体系化して共有することを目的として開設しました。

激戦区で思うように釣りたい魚が釣れない人の一助になる事を祈って、有用な情報を共有していけたらなと思っています。

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