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ワクワクはどこに。(後編)

「だから今、ワクワクを大事にしたい。」
そんな事を言ったけれども、ワクワクって一体何なのだろうか???

Weblio辞書によると、ワクワクの語源は、

「わくわく」とは、嬉しい・楽しいことが起きると期待して興奮し、心を躍らせ、心が落ち着かないさまを表現する語。水などが地中から出てくるさまや、物事が急に現れるさまを意味する「湧く」から生まれた言葉であると考えられているそうです。興味が湧く / 勝利に沸く という表現があるように、内側から外側へ激しく現れる感情を表している言葉でもあるといいます。

Weblio辞書

ふむ。一つの感情の表現ということだろうか。

新しいお洋服を買った時、新年を迎える時、欲しい物を買った時、頑張ったことが形になりそうな時、入りたい会社を探す時、作りたい物を作る時、フェスに行く時、会いたい人に会える時、旅をしている時、新しい機材を使う時、飛行機に乗る時、趣味を始める時、行ったことのないレストランに行った時、引っ越しをするとき、映画を見る時、旅をする時。

ざっくりだけれども、こんな時に人はワクワクするんじゃないんだろうか?そこには共通点がある気がする。それは、自分がその出来事を通して体験する未知なる感情との出会い、そしてそれは初心に訪れるということ。新しいお洋服を買ったあの時の気持ち・・・それがいつの間にかクローゼットの中に眠ってしまっている。ワクワクはその洋服を買った時の気持ちで着るように、初心を思い出して気持ちを向けることから、再スタートできるのではないだろうか。そしてワクワクのもう一つの意味を見つけた。

かつては「恐怖や不安で心が騒ぎ、落ち着かないさま」を指す意味でも用いられた。

Weblio辞書

ワクワクには、不安が伴うということ。確かにそうだ。どうしてもほしい物をそのタイミングで買おうとした時、来月のお金のやりくりは大丈夫だろうか?新しい会社に入社した時には、うまくやっていけるのだろうか、旅に出る時には無事に帰ってこれるだろうか?など、考えれば不安は尽きない。ワクワクと不安はセットなのだ。

私が、最近ワクワクしていなかった理由。それは、その先の得られる感情よりもそのセットで訪れる不安に対して考えすぎて身動きがとれていなかったのだと思う。今が幸せだからこれでいいと、この先の不安に対して自分を守りに行っていたんだと。

暖かい環境でご飯を食べ、好きな珈琲を飲んで、読書ができて、お金を稼がなくても住む場所があって、スーパーに行けば欲しい食材が手に入って、健康で、身の危険を感じずに生きることができるということ。贅沢すぎる暮らし。これが出来ずに苦しんでいる人がたくさんいる事実を横目に、なにもすることなく、そしてこの贅沢な暮らしと引き換えに私はワクワクする気持ちを失いながら過ごしていた。

自分の人生を傍観して生きている。この気づきは私にとって、これから大きく成長できるきっかけになりそうだ。 

私が写真を撮っている先には誰かの挑戦がある。いろんな軌跡を目の当たりにして私は何を待っていたんだろうか。自分がワクワクすること、何でもやっていいよ。と、改めて自分に言いたい。最近私の目の前で、挑戦している人たちが気づかせてくれた。本当にありがたい。

カナダから帰ってきて、個展を開催したほしゆき。

ライターでも、ポエマーでもないけれど文章を綴ることは私の一つのワクワク。好きな物は誰にも奪えないし、否定されない。そんな時が来たらそれは、自分で自分を否定しているのかもしれない。

このブログに積み上げていくことで私はまた、ワクワクを取り戻して、先の不安を考えずに、行動しているだろう。自分の舞台に立つ日が来るまで。


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