見出し画像

*107回薬剤師国家試験*ド底辺から這い上がるコンカフェ嬢の勉強記録

107回薬剤師国家試験を受験しました。結果は262点。人生で一番勉強し一番苦しかった半年間の記録として、また今後国試を受ける方の参考になればと思い半年間の勉強について記録します。

中堅私大薬学部に通っています。大学4年までは授業をほぼ受けておらず完全一夜漬けで成績上位をキープしていて、周りからは○○は頭がいいから大丈夫と言われていたので9月の統一Ⅰを受けるまでは全く国試に対する危機感がありませんでした。

9月までは危機感がなかったので、大学での予備校の授業は聞いていましたが週5でバイトを掛け持ちして働いていました。

何を血迷ったのか6年生5月からコンカフェ嬢を始めて国試1ヶ月前まで出勤しまくりでした。(コンカフェ嬢楽しい‥)

こんな感じのわたしが統一Ⅰ140点から国試262点まであげた半年間のスケジュール、科目ごとの勉強方法をお伝えします。

12月の薬ゼミの冬期講習会で世界が変わったので12月以降は読んでいただくことをおすすめします。11月までは読み飛ばして頂いても大丈夫です。

*॰ॱ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧*॰ॱ

統一Ⅰ:140点
統一Ⅱ:181点
統一Ⅲ:233点
国試:262点

*॰ॱ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧*॰ॱ


➀4月〜8月

4月*スタートアップ模試があるが面倒くさかったため欠席
5月*コンカフェ嬢を始める(なんで……)
7月*コロナ真っ只中鬼出勤しコロナにかかる(3週間なにもできず)
8月*夏休み、当たり前に週6出勤で一度も勉強をしていない
こんな感じの前期を過ごしておりました。。ただ大学での薬ゼミの授業はしっかり聞いていました。(バイト戦士だったので復習はしてません。。)
生物、薬理系の科目が嫌いだったので前期のうちに薬理の"神経系の薬"だけ完璧にマスターしました。(それだけの前期………しかしこれが後期や国試直前にかなり役に立ちました。)


➁9月(統一Ⅰ 140点)

さて9月に入り後期が始まりました。周りの同級生は国試の勉強にかなり力が入りだしている中、コンカフェ嬢のわたし、9月末に生誕祭を開いて頂けることになりコンカフェモチベ大。生誕祭の準備に心も時間も持っていかれほぼ勉強が手につかなかったです。
そんな中迎えた統一Ⅰ。わたしにとっての初めての国試形式の試験。結果は140点。
2日間受けた感想。

お尻がいたい。
問題文が何を言っているかがわからない。

140点E判定。学内順位下から20番、全国順位10000/12000位。ここで初めて自分のヤバさに気が付きました。なにより問題文を読めなかった(理解できなさすぎて)が衝撃的すぎて流石に勉強をしようと思いました。ありがたいことに生誕祭も大成功に終わり生誕祭が終わった9月末に勉強を本格的にスタート。

➂10月

本格的に勉強をスタートしたのはいいものの、4年生までの勉強貯金は0、何からスタートすればいいのかわからずとりあえず薬理と衛生を1ヶ月間放課後に勉強しました。予備知識が全く無いので青問をやりたいけど見ても暗号しか書いていない(わけわからない)ので青本を中心に青問の問題を解いていました。
けれど平日2回はバイト、土日もバイトがあったので9月よりかはたくさん勉強したけども。。という感じ。
正直10月はあまり印象がありません。

➃11月(統一Ⅱ 181点)

11月は10月よりも平日のバイトは減らしつつ、10月のまま薬理、衛生の勉強に加え生物の勉強を始めました。高校生の頃物理選択だったため全く生物を知らず、これまた青本中心の勉強。(生物の独学の勉強はあまり意味がなかった気がします。)
土日の勉強は変わらずしてなかったですが、模試直前の土曜日に法規の青問を一周しました。(この経験が国試に大いに役立ちました。)

約1ヶ月半勉強して迎えた統一Ⅱ、結果は181点D判定に上がり、学内順位は下から100番丁度半分くらい、全国順位は7800/13000位。

これはわんちゃんあるのでは…?!
問題文が読める!!!

感動しました。直前にやった法規の成績がかなりよく(上位10%)、衛生も好成績、薬理は周りもみんなやっているからか平均点程度でした。しかし他の科目は壊滅的。特に物化生が下から5%くらいで驚きました。(他人事……)

🌟➄12月 薬ゼミ冬期講習会🌟

卒業試験があったので中旬までは国試の勉強はあまりできず卒試の過去問ベースの勉強をしていました。卒試はクリアできました。
12月の薬ゼミの冬期講習会2種類申し込みました。これが本当に本当によかったです。これがなかったら合格していないと思います。ここからは詳しく紹介したいと思います。

統一Ⅱで物化生のできなさを実感し、川越教室て開催されていた物化生の『究極インプット』に申し込みました。オンライン受講が主な中片道2時間かけて対面授業を申し込みました。
この講座は各科目丸1日かけて全範囲インプットのみをするというもので、問題演習は全くありませんでした。しかしこれがまたいい。大学の授業では1日に限られた1-2範囲程度の解説、問題演習だったので復習もしていないわたしには予備知識もないためあまり理解ができなかったのですが、1日で全範囲を網羅できることから流れを理解できました。またこれの教材がよくまとまっていて12月以降この教材に全てを書き込み、以降青本は見ていません。

この冬期講習は各土曜日に開催されていたので、12月中に物化生を完璧にすると決め講習後の1週間をその科目のみ、みっちり青問を解きました。各科目1.5周はしたと思います。このおかげでかなり、かなり物化生ができるようになりました。人並み以上、上位10%にはいたのではないでしょうか。

以降2月までは
物理:クロマトグラフィー、電気泳動、放射
化学:立体化学、アルケン、Sn1.Sn2(アルデヒド.ケトン、カルボン酸あたりは流し読みで軽い知識で解ける程度で大丈夫だと思います。周りもできないので。)生薬、漢方は全捨て(コスパ悪い)
生物:全範囲

上記を絶対に間違えないように完璧にしました。

もう一つ12月後半に新宿教室の"冬の冬期講習会"というものに申し込みました。これも対面授業にしました。

3日間連続であり
1日目:物化生、法規、実務をまるっと一周。
2.3日目:主要疾患を生物、病態、薬理、実務を絡めての講義。

12月に終わらせた物化生の復習がもう一度そこでできました。時間の都合上かなり要点を絞って全範囲を網羅した授業でしたが、自分で覚えたつもりが抜けていた箇所がわかりとてもよかったです。法規は11月に一周して以来、実務ははじめまして。
2.3日目、病態を全く勉強してこなかったわたしにはとてもいいきっかけになりました。ここでは6疾患くらいを扱っていましたがとてもわかりやすく、得意疾患になりました。


➅1月(統一Ⅲ 233点) 2月

1月の始めに卒業試験があったので年末年始は卒試の勉強に励んでいました。卒試もなんなくクリア。

統一Ⅲの結果は233点。物化生の成績がかなりあがり全国で10%以内に入ることができました。全国順位3600/12000でした。実務の青本も青問もやたっことない割には成績がよかったです。
法規の成績がガタ落ち。薬剤、病態は安定に悪い。
233点も取れたので内心とてもホッとしていました。


1.2月の薬ゼミの直前講習会全日程対面で申し込みました。これもまたよかった…!
だ大学でも薬ゼミの直前講習があったので各科目2〜3回直前講習を受けています。どちらも100ページくらいの問題解説集がもらえたので約25冊もらいました。

まず、1月までに勉強していた科目は物化生、薬理、衛生、これらの科目は直前講習の問題も初見で大体は解けました。

ここでやばかったのが病態と薬剤、ほんとーーーーに手を付けてなかったのでやばかったです。(1月時点)大学での通常講義で何故か薬剤の日に休むことが多かったので本当にやばいと焦りました。

1月中旬までは夕方まで大学での直前講習会があったので放課後はてきとーに直前講習会の復習や薬剤の勉強をしていました。


1月の終わりのある日
直前講習会教室に通っていたので、たまたま先生と話していた際にわたしが何気なく言った「病態と実務青問もやってなくてヤバイんですよね〜」という言葉に、

『実務は90問も出るんだから今からでも絶対にやらないとだめ。青問一周はしなさい!』

ときつく言われました。なんとなーくで実務は解けていたので放置していましたがここでやることを決意(先生ありがとう)

1月の後半から国試まで大体大学がなかったので丸一日家で勉強。

〜1月後半〜(約一週間半)
9時起床
9時半〜13時半*物化生、衛生を一日ずつ順番に。
(直前講習会の資料を一周+青問の1範囲を毎日)

14時〜18時*薬理
一日2範囲の青問+直前講習会の資料(1週間半で青問1.5周+直前講習会2〜5周)

20時〜0時*病態or薬剤
気分でやってました。ここはてきとーだった気がします。

0時〜2時*実務
とりあえず青問のみ前から順番にやりました。青問分厚すぎてしんどかった。。

2月の頭、また先生とお話する機会がありました。それまで毎日物化生を勉強していました。
模試の結果を見ながら話し、まだ物化生の勉強を毎日していると言ったら今すぐに物化生の勉強をやめなさいと言われました。そこまでできるなら週一で見る程度でいいから他の科目に時間を割きなさいと言われ薬剤をがんばることを決意。。

〜それ以降2月前半〜(約1週間)
9時起床
9時半〜13時半*薬剤
どう考えても間に合わないので、薬物速度は捨てました。最低限の公式だけ覚えていました。
製剤は毎日、ADME、物理薬剤、DDSの中から一つを順番に毎日やりました。直前講習の資料と青問を交互に。

14時〜18時*衛生(たまーに物化生をちらっと)
衛生は直前講習をサボったため青問を1週間で一周

20時〜23時*病態
直前講習会の資料1周+青問の好きな範囲を毎日
(直前講習会の資料は4種類持っていたので毎日順番に一周ずつしました。)

23時〜1時*薬理
青問の苦手な範囲を順番にやる

1時〜寝るまで*実務
青問や直前講習会の資料

このスケジュールを国試1週間前までやりました。基本は直前講習会の資料を各科目毎日一周はしました。問題もほぼ覚えてます。。直前講習会の資料は各科目最低2周多くて5周はしています。青問は2〜3周程度。


〜国試1週間前〜
ここからはもう一度全科目一周をすることを目標に頑張りました。
7日前* 午前物理/午後薬理/寝る前実務

6日前* 午前化学/午後病態/寝る前実務

5日前* 午前生物/午後薬理/寝る前実務

4日前* 午前衛生/午後病態/寝る前実務

3日前* 午前生物/午後薬理/寝る前薬剤

2日前* 午前衛生/午後病態/寝る前実務

前日* 丸一日🌟法規🌟
これは統一Ⅱ、Ⅲの経験から来ていて法規は直前に一周すればできると確信していたので前日までとっときました。

国試の結果は262点。必須は79点取れました。
特に点数が高かった科目が、衛生と化学です。衛生は37/40点、化学は17/20点取れました。全ての科目で平均点以上を取ることができました。薬剤が難しかった。。。

読んでいるとわかると思いますが、わたしは国試の過去問を一度も解いていません。ですので模試以外で国試形式の問題を通しで解いたことはなかったので、国試の難易度などを知らないまま受けました。これのおかげで、国試当日「去年より難しいじゃん」などの感想が一切なく、逆に想像より簡単じゃんという気持ちで問題を解くことができたのでメンタル的によかったです。(本当はやったほうがいいと思いますが。。)

1月入ってから直前講習会の資料を誰よりもやっている自信があります。薬ゼミに課金してよかったです。特に対面授業にしてよかった(遠かったけど)
半分は自分用の記録になっているのでかなり長かったかと思いますが、読んでくださりありがとうございました。今後薬剤師国家試験を受ける方の参考なれば幸いです。薬ゼミの直前講習会がちでおすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?