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飲み会つまんな民センサー

突然なのですが、私、飲み会で「あっあの人つまんないと思ってそう!」「やばい!あの人退屈してる!」「わ!あの人不愉快そう!」な人を見つけるのがやたら得意なんです。
別に見つけたくて見つけてるわけではないのですが。

(これ、きっと一部の人はめちゃくちゃ共感してくれるんじゃないかと期待しながら書いてます)

そういった "飲み会つまんな民" を見つけるのがうまいというか、一人ひとりの様子を見ていって「この人は楽しめてそう」「この人も楽しめてそう」「この人あかんわ目が死んでる」「この人は楽しめてそう」をチェックしているような気がします。
そして、つまんな民を見つけると異常にソワソワしてくる。
どうやら私には「飲み会は全員が楽しんでいないといけない」という一種の呪いがかかっているみたいです。

この呪いを深掘りしたことはあまりないですが、まぁきっと楽しくない飲み会帰りの悲惨で最悪な気分を味わったことが、私自身何度かあるからだと思います。
時間とお金を使って、わざわざ嫌な気分になるなんてそんなバカバカしい話はなかろう。
人と会って話しながらごはんを食べお酒を飲んで、って本来最高級に楽しいことなはずなのに(話すの好き・酒好き・メシ好きな私にとって特に)、最高な気分になれないなんて、そんな。

つまんな民が近くにいたら、つまんな要因を想像して動きます。
話に入れてなさそうだったら、その人も入れる話をふる。
その卓の話題がダメそうだったら、その卓の話題を変えてしまうか別の卓に動けるように頭を回す。
苦手な人に絡まれて…だったら私がその「苦手な人」の気を引く。
上のどれでもなければ、最終奥義、私が絡みに行く。
などなど。

もちろん何をしてもダメだぁということも、余計なことをしてしまったな…と落ち込むこともあります。
別に私は飲み会にバッファー担当として呼ばれているわけではないのだから、私自身楽しんでおけばいいじゃないとか、その会の目的のみ達成されていたらいいじゃないとか(送別会・お祝いなど)思わなくもないのですが、どうしてもやってしまうんです。

お察しの通り、自己満足でしかないです。

なんでこんな動きをしてしまうのか、自分でも嫌になります。
だから5人以上の飲み会はあまり好きではなくて、誘われてもよほどのことがない限り行きません。
(逆に1:1は大好きです)


とはいえ、このセンサーの利便性を最近感じていることもまた事実です。

飲み会つまんな民センサーのおかげというよりは、昔から人の顔色を伺う癖があったおかげで、だと思いますが、人の表情の機微に敏感になったような気がしています。

例えばコーチング中、「あぁなんかアプローチをミスったな」「なんか釈然としてない感じがするな」「顔が一気に明るくなった!ここは攻めどき!」など、Zoom越しであってもクライアントさんのテンションをなんとなく察知できている気がします。

そういえば、前職で営業をしていた時も、上司から「よく気が付くよなぁ」と褒められ(?)たことがあります。

考えてみたら、表情や声のトーン・話すスピードなど「どう話しているか」の非言語のコミュニケーション要素は、「何を話しているか」のセリフ部分よりも正直です。
そちらに指針を合わせてコミュニケーションを進めていく方がよほどうまくいくと、経験として理解してもいます。

と思えば、人の顔色を伺ってしまう性格をなんとか治したいと長年思ってきましたが、「バカとハサミは使いよう」というのか、この性格も便利な武器になるのかもしれないな、とふと感じたのでこのnoteを書きました。



よく私が営業を5年間していたと話すと、「自分に営業は向いていない気がして」と相談されることがあります。
話を聞いていくと「話上手じゃないから」「陽キャじゃないから」「メンタルが弱いから」「人に興味がないから」「人に合わせてしまう性格だから」などなどが出てくるのですが、どれも的外れだなというか、営業に向いていない根拠にはなっていないなと思います。

営業向き・不向きって?の話はきっと長くなるので、いつか別で書きます。

この話をここで出したのは、人の顔色を伺ってしまう、コミュニケーションに対して臆病な、下手に出がちな、嫌われる勇気がなかなか実装できない人でも、全然営業はできるし成果も出せるよ!と言い残しておきたかったからです。

その性格は武器になります。きっと。

今、そんな性格だけど営業に配属されてしまった…と落ち込んでいる人に少しでも何か届けばいいなと思って書きました。


ではまた次回!

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