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「結果をすぐに求めるな」という言葉に驚いた話


人の一生は重荷を背負うて

遠き道を行くが如し。

急ぐべからず。


徳川家康さんの、言葉らしい。

私はこの言葉を、30歳過ぎてから知った。


なんというか、

世の中、すごいスピードで動いているのに、

「急ぐな」っていう人がいるってことに驚いた。


いや、現代人が言ってるわけではないけれど。

でも

戦国時代だって、きっと今とは違った

忙しさがあったはず。

寿命も短いし。


「早く結果を出すこと」

「効率がいいこと」

「無駄がないこと」

がいいとされている世界で生きていたので

「急ぐべからず」って言われた時には

本当に驚いて。


しかも、

「あ、私、これ誰かに言ってもらいたかった」

「急がなくていいって、初めて言われた」

と思って、

効率ばかり優先する世界で生きていることに

自分が違和感を感じていたのに

それに全く気がついていなかったことにも驚いた。


ま、実際には徳川家康さんに言われたわけじゃなくて

たまたま目に入っただけなんだけど。


でも、

あの社会科の資料集で見た

どっしりした体格のおじさんに

「急ぐんじゃないよ」と

言ってもらえたような安心感も

一緒に感じてた。


私は歴史小説って、

結局誰も確かめられないんだから、

フィクションなんじゃないの?と思って敬遠してたけど

この言葉に出会って一瞬で

徳川家康さんを大好きになって、

いきなり「徳川家康」全26巻(山岡荘八さん著)を

読み始めた。


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これ↑


めちゃくちゃ面白かった。



秀吉が暴走するあたりは

安倍政権の感じに似ててこわって思った。

(安保法案を強行採決してる時期だった)


歴史は繰り返すって、これか、とか

権力って集中しちゃうと、狂気じみてても

誰も何も言えなくなっちゃうんだなとか

現代に通じることがたくさんあった。


歴史を知ると、人間がわかるって誰かが言ってたな。


自分の中で、いろんな意味の新しい扉を開いてくれた

大事な言葉。


人の一生は重荷を背負うて

遠き道を行くが如し。

急ぐべからず。


徳川家康さん。

お礼が言いたいです。

ありがとう。

歴史の授業、寝てばっかりでごめんなさいでした。


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睡眠学習にゃ









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