見出し画像

自由って

本屋大賞を受賞した、
「汝、星のごとく」を読んで。

凪良ゆう『汝、星のごとく』


 この小説を読んで、「自由」への考え方が少し変わった

 それまで私にとっての「自由」は、

・制限されない、束縛されない
・自分の好きなことができる

というようなことだったが、  

 本作の曉海は、島の中で結婚し、仕事をしながら母親の介護をする生活から、
愛する櫂のことを追いかけて、東京に出ていく

暁海は「自分が選んだ場所にいる」ことで、自分自身で、「自由」を手に入れたのである。

「自由は気持ちいいけれど、自由で居続けるには力がいる」(p.322)

ともあるように、
私が考えていた「自由」は「楽」なだけで、本当の「自由」とは異なるのかも、と思ったり

「自由」は、努力して自分で手に入れるもので、それは何かを失うことなのかな


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?