「おめでとう」は、ハートから
ひとに「おめでとう」と言えるのは、ハートに余裕がある時、なんだと思う。
忙しかったり、じぶんのことをないがしろにしていたりすると、ハートの隙間がなくなって、ギチギチになる。
そうすると、ハートから「おめでとう」が言えなくなってしまう。
ハートに余裕がない時の「おめでとう」の音が、響かない。
どんなに、言葉で「おめでとう」を言ったとしても、気持ちが伝わらない。
けれど、ハートに余裕がない時に「おめでとう」を言わなきゃいけない時がある。
本当は、そんな時に「おめでとう」なんて、言わない方がいい。
ハートに余裕がない時の「おめでとう」は、ハートがつらくなる。
なんで、どうして、と葛藤が生まれる。
どんなに、笑顔をつくっても、ハートが笑顔じゃない。
そんな時は、できる限りでいい。
ハートに余裕がないことを、じぶんで、認めてあげよう。
なんで、どうして、も許してあげよう。
許さないと、その気持ちが、どんどん、おおきくなって、じぶんでは、どうしようも、なくなってしまうから。
ハートから「おめでとう」を言えると、じぶんも「おめでとう」と言われた気持ちになる。
ハートが喜んでいる。
言って良かったな、と思える。
逆に「おめでとう」を言った時に、ハートがつっかえたり、う、と息苦しさを感じたりしたら、それは、ハートに余裕がないこと。
羨ましさや、ひがみも、あるかもしれない。
その感情を抱いているじぶんを、否定しないで、許して、受け入れてみよう。
最初は、うまくいかないかもしれない。
だから、少しずつでいい。
ああ、じぶんには、こういった、感情があるんだ、と。
少しずつ。
少しずつ。
すると、だんだん、じぶんを否定しなくなってくる。
こんなじぶんも、と認めることができる。
すると、ハートに、少し、余裕ができる。
その時の「おめでとう」は、やわらかい響がする。
じぶんのハートも、あたたかく感じる。
「おめでとう」って、本来、言いたいから、伝えるんだと、ぼくは思う。
だから「おめでとう」なんだと思う。
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