涙のしずく

私は、自他共に認めるくらい、泣き虫だ。
幸せな涙もたくさん流すし、淋しくて泣くこと、悔しくて泣くこともある。
ドラマや映画でも泣く。読書をしていても泣く。とにかくよく泣く。

人は何かをすることで、必ず何かを感じてる。
そのひとつひとつの感覚。
私なりのそれを大切にしてきた。

恋をして、嬉しいこと、幸せなこと、嫌なこと、辛いこと。たくさん感じることがあって。
嫌なことや辛いことは、できれば経験したくない。でも、嬉しいや幸せなことばかりじゃなかったから、幸せを大切にしようって、向き合うことができるのだ。

もう二度と叶わない恋をしていた。
忘れられない恋があった。
彼と過ごした楽しい時間よりも、彼のために流した淋しい夜の涙の方がよっぽど記憶に残っている。
その涙ひと粒ひと粒が、今の私を作っている。私の大切にしたい想いの原点になっている。だから私は、そんな想いを大切にしたいし、もう二度とそんな涙を流したくはないから、そのことを忘れないために、ここで言葉を綴っている。

ずっとずっと、大好きでした。
きっときっと、今でも好きです。

2020.2.27

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