悔しい気持ちが、己を育てる

ずっとずっと、負けず嫌いだった。
一番になりたいとか、目立ちたいとか、そういうのとは違う。どちらかといえば、他の人ができるのに、自分ができないのが悔しい。

きっと、子どもの頃に感じた、「選ばれない」ということの辛さが、今もトラウマになっているんだと思う。
あのとき、子どもながらに感じた傷は、思ったよりも深いみたいだ。

だけど、負けず嫌いでよかったとも思っている。うまくできないから、今の私を育てている。
初めて書いた小説がすぐに認められて書籍化されていたら、夢見る辛さも夢を追いかける楽しさも、思う存分味わうことができなかったかもしれない。少なくても、今言葉と向き合いたいと思う「百瀬七海」とは、出会えなかったかもしれない。

大人になった今でも、選ばれないことはやっぱり辛い。
選ばれることは、認められることだから。
それがきちんとカタチで証明されること。
だけど、選ばれないからといって、している努力が認められていないわけじゃない。
見ていてくれる人は、ちゃんと見守っていてくれてるし、応援もしてくれている。

だから、いつだってできることは一生懸命にやりたい。そのときの精一杯で、向かいたい。

負けたくないのは、弱い自分自身に。
ライバルは、心の中の弱虫な私。すぐに泣いちゃう、弱い私だけ。思いきり泣いたら、あとは立ち上がるだけ。
悔しい気持ちが私を成長させてくれる。

逃げないって決めた。
私の人生は、一度しかない。だったらちゃんと、その人生に向かい合いたい。
巻き戻せないから、その一瞬に最高に輝けるように。


Kojiちゃんが頑張ってる姿を見ると、それだけで私も元気になれるのは、やっぱり想いの真剣さが伝わってくるからなんだろうな。
私も泣いてばかりではいられない。もっと強くならなきゃ。


2021.3.25

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いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。