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いつか海の中に溶けてゆきたい

5月になったばかりだというのに、扇風機を引っ張り出してきてしまうほどの暑さが訪れた。
例年だったら、ゴールデンウィークは楽しみな連休だ。どこに行こうと、細かく予定を立てているわけでもない。まとまった休暇はゴールデンウィーク、お盆、年末年始。ゴールデンウィークだけが、唯一、家の事情なども気にしないで、自由に過ごせる時間が多い。
ダンスのレッスンをし、夏の本番に向けた小さなイベントで踊っているのが、例年の行事だった。今年はそれが、叶わない。ダンスだけではなく、たくさんのイベントが中止になってしまった。将来を大きく左右するようなイベントが中止になったり、延期になったりした人も多いだろう。

世の中の人たちが、たくさん我慢している。ステイホームと言われる中で、楽しむことを見つけている。

私の心を豊かにしてくれるもの。それは決して、ひとつじゃない。たくさんあるだろう。
書くこと、描くこと、歌うこと、踊ること、食べること、眠ること。いろいろなことが心を豊かにしてくれている。それでも、心が折れてしまうときもある。

Kojiちゃんのお店、心象風景でペンケースを作ってもらいたいと思う気持ちがずっとあった。どのデザインにするか悩んだ。それはいつものことだ。ブックカバーを作っていただくときも、毎回のように悩む。どれも素敵だから、心を揺さぶる。そんなとき、オリジナルデザインの制作という新たなKojiちゃんの挑戦が始まった。

これこそ、オンリーワン。ロゴの制作と同様に、Kojiちゃんが私だけのために描いてくれた絵で、ペンケースを作ってもらえたら、どんなに素敵だろう。

私は、Kojiちゃんの描く女の子が大好きだ。
優しさと美しさと、透明さと純粋さを感じることができる。イラストのイメージを伝え、Kojiちゃんが作ってくれたオリジナルデザインができた。

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このイラストを、ペンケースにしてもらった。そして、ブックカバーにも。私はハワイ語を勉強している。でも、最近はずっとサボりがちだ。

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世界でたったひとつ。私だけのために描いてくれた絵。それで作ってもらった、ペンケースとブックカバー。
最高だ。唯一無二。誰も持っていない、私だけのもの。

今回はこのふたつの制作だったけれど、金銭的に余裕が出たらまた頼みたいものがある。
急を要して自ら作ったものたちを、このイラストで作っていただけたらこんなにも幸せなことはないだろう。

今はお休み中のダンスのレッスンも、このペンケースがお供だと嬉しくなる。待ち遠しい。
サボりがちなハワイ語の勉強も、このブックカバーをしたことで捗るだろう。本を開かないで、ブックカバーを眺めて終わる可能性も、かなり高いけど。

このイラストで、書きたい小説もある。
今すぐ取りかかれないけれど、きちんとプロットを練って完成させたい。以前、完結させることができなかったお話だ。このイラストを見て、イメージが膨らむ。

ひとりのクリエイターとして、心象風景を応援している。Kojiちゃんは、私に書くことの楽しさを思い出させてくれた、恩人だ。

心象風景のデザインが、夢を応援してくれる。


同じように、私の書いたものが、誰かの夢を応援することができたなら。
そんな風に繋がっていけたら、書くことは孤独じゃなくなる。

2020.5.3

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