七海とあなたの交換日記〜深澤佑介さん

言葉が降ってくるときは、とても優しい気持ちになれて、見える景色を誰かと共有したくなります。

noteの街は、言葉と言葉で人と人が出会う場所。
言葉になにか感じるものがあって、相手のことをもっと知りたいなって思う気持ちに気づく。
そうやって、言葉と言葉を交わし、積み重ね、優しい絆を作っていく。

だけど、noteやTwitterを追いかけているよりも、もうちょっと相手のことを知りたくなったら?
交換日記をするように、ちょっとだけゆっくりと話してみたい。

第三回めは、深澤佑介さんとゆっくりお話していきたいと思います。


七海:
深澤さん、よろしくお願いします。


深澤さん:
よろしくお願いします。
なんと言うか緊張です笑
2回目までは女性の方との交換日記でしたから、いきなり男性でしかも年齢層上げちゃってますよね。
交換日記という言葉の響き、ちょっとキュンキュンしちゃいますよね。
七海さんよろしくお願いします!

七海さんとは僕がnoteはじめて早い段階で相互フォローして、それから本当に毎日互いに見る名前だった印象かなと思います。
お名前見掛けて『今日も居てくれた』安心感ありましたよ。


七海:

深澤さんが毎日更新されてて、深澤さんのnoteがタイムラインにあがってくると、私も安心してました。
そして、すごいなぁって思ってるんですよ。
私、実は毎日更新と言いながら、以前に書いてたもののときも結構あったんです。
時間的に、間に合わないかも! と思ったときは、とりあえず更新だけしておいて、書きたいものはできあがったタイミングで更新していく感じでした。

ところで、深澤さん、学生時代に交換日記されたご経験とか、あったりしますか?
女の子同士だと、結構やってるんですよね。ほとんどがくだらない話題なんですが、数人でやったこともあれば、誰かと2人でやったこともあります。

深澤さん:
交換日記ありました!
思い出して思わず「あっ!あれだ!」ってなりましたよ笑
僕ね高校生のときに1つ年上の先輩とお付き合いしてたのですが、互いに手紙のやり取りを頻繁にしてました。
無印の便箋と封筒をどれだけ消費したかわからなくなるほどです。スニーカーの箱いっぱいになるほどのボリューム。あるとき一定期間ノートを買ってそれで交換日記みたいなことをした(ような…)そんな記憶はありますね。いやぁ懐かしい。
そもそもそのおかげで手紙を書くことは好きになりました。もしかしたら、それが文章を書く原点になってるかも知れません。


七海:
ひとつ上の先輩と付き合ってたんですね。
恋人同士での交換日記やお手紙の交換、想像するだけで胸がきゅんとします。
私は交換日記の経験は本当に女の子同士でしかなく、そういう甘酸っぱい記憶があったら、妄想の幅もさらに広がりそうです。
付き合ってる人にお手紙書いても、お返事が電話だったり、直接だったりしたんですよね。
だから、とても羨ましいです。


深澤さん:

交換日記の思い出は懐かしいですね。それが当時の僕たちの習慣だったので楽しんで手紙も書いていました。男子の割には字は綺麗なんですよ。(自分で言うなよ笑)
僕はそもそも何かをしてあげたいタイプの性格なので、手紙をもらったらお返事書きたいし、プレゼントやお祝いもしてあげたい。それを考える時間も好きだし、喜んでもらえたら最高ですから。
電話とか言葉での返事も悪くないけど、手紙や交換日記はそのしたためる時間に価値があるなぁと思います。


七海:

深澤さんの交換日記の記憶で、甘酸っぱいお話が書けそうです。
でも、そんな風に想われるって、幸せですよね。
会えない時間に想い合う、それも恋の楽しさだって感じます。


深澤さん:

今でこそまぁ普通になったnoteの文章も時々「あれれ」っていまいちな文章になることもあったし、試行錯誤しながらここまで書いて昨日で500日目を突破してます。
なんかよくわからないけど、やるならテキストで書きたいと思って平均2000~3000文字で今まで書いてましたけど、ここ2ヶ月程はボリュームも絞り、構成や行間の工夫もさせて読み手のことを考えながら書くようにしています。


七海:
note、500日連続更新突破されたんですね。
パチパチ!!
2000〜3000文字での更新、さらに読み手の存在を考えての構成や工夫、とてもすごいです。
深澤さんは、実際に毎日書いて、すぐに投稿ボタンを押す感じですか?


深澤さん:
僕の場合は毎日出来立てホヤホヤのままのものを推敲して投稿するのがほとんど。
時間をかけて書いたものもありますよ。例えば小説なら先月末に投稿した『HONEY』や月刊撚り糸シリーズは時間はかかっています。


七海:

毎日出来立でホヤホヤのものを推敲して投稿するのは、本当に大変なことだと思います。


深澤さん:

プライベートでは猛烈に大変なときですが、500日目の更新をすることが出来ています。唯一、気持ちを整理することが出来るのがnoteを書いている時間なんだろうなと思ってるんです。日記、小説、エッセイ、音楽について。本当に気ままに書いているから継続出来るんだろうなと思うなぁ。このところ文字数は減らしてますが、それでも2000文字程度はどうしてもボリュームとしては書いてしまうので、それぐらいが僕の場合はおさまりがいいんでしょうね😌

毎日更新はね、僕はときどき言うのですが他の人には推奨しません。そういう人に限って自身に対して真面目で途絶えたときのショックで書くことから離れちゃうんですよね。それに毎日だけが継続の決まりじゃないから。週一での更新だって継続したらスゴいこと。大切なのは自分のペースでやれるかどうか。僕はただ継続するしか存在感を見出だせないと始めたのがきっかけですし、今は書くことがデトックスになってるから楽しくやれてますけどね😊


七海:
毎日更新を推奨しない気持ち、私もわかります。
私、先日失敗したばかりですが、本当にショックが大きすぎました。
noteの仕組みの中で、連続何日更新です! なんてお知らせがなかったら、日にちは変わってしまっても、毎日更新してるようなものだったんですけど、時間の区切りをきっちりされると、そういうわけにもいかなくなりますよね。
みんな、忙しい時間の中で読んだり書いたり、できることをできるときにやることで、無理なく続けていくのがベストだとは思ってます。
なんでもそうですが、できることは限られてる。だから、できることを精一杯、一歩ずつ、その気持ちがあると、だいぶ肩の力を抜いて、リラックスできますよね。
私も、毎日更新をしていたころは、思うままに書いてました。だからこそ、続けてこれたんだなとは思っています。
それでも、2000文字程度書くなんてこと、ほとんどなかったですね。
正確に数えてないからどのくらいなのかはわかりませんが、小説以外で1000を超えるのは、ほとんどなかったと思います。
でも、気持ちを整理する場所がnoteというのはとてもよくわかります。
書くだけなら、この場所にこだわることもないんですが、続けやすさはありますよね。
私は気分が乗っているときは、一気に書き上げられるのですが、そうじゃないときは、日記レベルでも進まなくて。
私なんて、最短21文字です。


深澤さん:

最短21文字って、逆にスゴイ!
短歌とかですか?
僕は短文でまとめるのは不得意みたいでTwitterに向いてないのかなって思います笑


七海:

21文字は短歌です。
多分私、言葉のパズルが得意な方な気がします。
言葉の組み合わせを考えて、できるだけ短くインパクトあるように表現できたらいいなとか、そんな風に考えながら短歌やってみたり、詩を書いたりしています。


深澤さん:

基本的には元ネタはメモなどしますが、下書きにはストックはほとんどありません💧
七海さんはどうされてますか?
下書きストックたくさんの方もいるようですが。


七海:

私も下書きはほとんどありません。
ですが、過去にどこかで公開していたものに関しては、まだストックあるので、毎日更新を続けていくことは、できたかもしれません。でも、そうやって無理に続けていくことに悩んでしまっていたので、このタイミングで連続更新がストップしてしまったのも、よかったのかなと思ってます。
それでも、どこかでずっと後悔していて、そのときに深澤さんのこちらのnote読んで、救われました。


深澤さん:

選ばれざるものってタイトルのnoteは、実際今はある学校作りに関わっていてnote以外の場所で文章を書かせてもらってるのですが、そこで感じた無力感を元に書きました。だけど身の程を知ればあとはやるしかないなぁって思って背伸びしすぎずに今はやっていますね。
七海さんにそう言ってもらえるのは嬉しい。書いて良かったです✨

恋愛小説を多く書かれていますが、やはり恋多き女性なのかなぁと勝手なイメージを抱いてますが、ストーリーの原案にすることはありますか?
僕はありますよ笑


七海:
恋多き女性のイメージありますか?
初めて公開した小説、フィクションだったのですが、恋人が死んでしまうお話だったんですよね。
そのとき、その公開していたサイトで上位のランキングに入ったこともあり、いくつか感想をいただいたんですが、実話だと思われたのか、励ましのメッセージが多かったです。
また、不倫ものの小説を書いたときには、やはり同じような立場の方からでしょうか、メッセージをいただいたことがあります。
小説のほとんどは、どちらかというとフィクションだったり憧れだったりの部分が多いです。
でも、伝えたいことは、いつもひとつなような気がします。


深澤さん:

恋多きイメージ、あります。
女性らしいって言葉がいいのかはわからないけど、女性視点の小説を拝見するとどんな経験されてきたのかなって個人的にも興味が湧いたものです!
恋ばなだけずっとしてみたいかも笑
例えフィクションでも、イメージの根元になるものはありますから、僕なんかも完全無垢から書き出すよりも記憶の断片から展開する方が多いです。最近は女性の方からなんで女心がわかるの?とか言われたりしてます😅
なんでだろうね、わかりません💦


七海:

恋愛に限らず、経験してきたことかどうかで、物語の中に表現できる深みのようなものの違いはあるなぁって思います。
恋愛に関しては、自分が体験してきたもの、友達の体験、ドラマや映画、漫画や本、いろいろ吸収できますよね。
それでも、幸せな感情や切ない感情の表現の仕方は、実体験に叶うものはない気がしています。
だから、小説の題材や背景を選ぶとき、なるべく仕事の話は避けたりしています。
どんなに取材しても、知らない仕事の描写は難しいですから。
だから、大人のお話なら夜や休日、学生恋愛なら昼休みや放課後を妄想してますね。

深澤さんは、書くだけでなく、話す、伝えるなどのコミュニケーションに長けていると思います。
最近、通勤途中に深澤さんのstand.fm聞くことも多いです。
いつも、これを書こう! とか、これを話そう! とか、決めてから書いたり話したりしていますか?
私は決めてから始めるのがとても苦手で。stand.fmなんかは、聞き直して削除したものもかなり多いです。


深澤さん:

スタエフも聴いてもらえるなんて感激ですよ🎵
僕はそもそもラジオDJになりたかったので、しゃべることは楽しいんです。なんのシナリオもない一発録りですが自分でもよく喋れるなぁと笑っちゃいますね~❗
ノーミスでやろうとか、更新しなきゃって気負いは0なので、それがいいのかも。だって僕は素人ですから聴き手もその方が聴きやすいでしょ?親近感って言うのか。だから、ゆるーくやってるんです。フォロワーもいいねも多くないけど、まぁいいんですよ😊


七海:

ラジオDJになりたかったんですね!
お話の仕方が、とても上手だなぁと思いながら聞いています。
1人語りなのに、目の前で話してくれている、そんな感覚がとても心地良いんですよね。

いろいろなことに挑戦なさってるなぁという印象の強い深澤さんですが、これから挑戦してみたいことってあったりしますか?


深澤さん:

挑戦したいことかぁ。もうしている途中かなと思うのは、note以外のところでの文章を書くことを増やしたいです。
現在あるウェディング関係のコミュニティに入っているので、そこでのマガジン執筆だったり、徳島県の神山まるごと高専のメルマガ編集部に入っているので、そうしたところで書く文章のスキルを上げて幅広い文章力を身に付けたいですね。やっぱり読者が違えば求められることも変わりますから。

それから小説はもっとたくさんの人に読まれて、心に響くものを書けるようになりたいかな。それがコンテストなどのタイトルに結び付いたら感激でしょうね!なんだろう、タイトルは獲りたいものです!
そのためには毎日更新はどこかで負荷にもなりがちなので、書く時間の確保や日々書くものと『フルパワー』の文章とのすみわけをしていこうかなと少しずつやっているところです。あれ?もう終わり?ってnoteこのところ増えてますので。それは文章の強弱の遊びみたいでもあります!


七海:

note以外の場所で文章を書く。
とてもすごいですよね。
深澤さんの伝えたいこと、noteで読む限りでも、とても共感できることも多く、たくさんの場所で活躍されるのもわかる気がします。
文章のスキルは、書くこと、読むことで身についていきますよね。
私は小説以外は書くのがあまり得意ではないんだと思います。
だから、書きたいことが見つからない日も結構多くて。ちなみに私は、妄想のスキルレベルをあげたいです。


深澤さん:

note以外の場所と思えるようになったのも日々書いていたから。そして、そんなところから波及したご縁があったから。それほどスキルが高くないことは自覚しながら「よし!」って手を挙げて始めた感じです。
チャンスなんて"またいつか"なんて有り得ないから、やっぱり逃したくないし。
いつもその繰返しですね!


七海:

またいつか、なんていう都合のいいチャンスは、私もないと思います。
だから、躊躇わずに一歩を踏み出す。踏み出すときは、悩んだりもするけれど、それでも、やらないで後悔するより、やってみて、ダメだったって笑う方がスッキリすると思うんですよね。
だから、深澤さんのその挑戦する気持ち、カッコいいし素敵だと思います。


深澤さん:

そもそも思考のアウトプットの場がnoteだったおかげで僕はバリエーション問わずいろいろ書けるようにはなったんですよ。
当然《書ける》ことと《上手い》のはイコールではないけれど、書けることは強みだと思ってます!
七海さんの小説しか書けないって言うのはすごーいことです。小説を書ける人ばかりじゃないですから。しかもあれだけの作品をですから!


七海:

書けることは強み。
確かにそうですね。
世の中、なにひとつSNSをやってない人って少ないと思うんですよ。
でも、言葉や文章を発信している人って、意外と少ない気がします。


深澤さん:

妄想スキルはたくさん見たり、いろんな人と出会ったりでも変わります。七海さんが僕と知り合ったことで広がる世界があればそれは嬉しいかなぁ。


七海:
妄想癖はかなりのものです。上司の前で跪いてお伺い立ててる姿で、ショートショート書けます!


深澤さん:

七海さんの妄想癖の例え面白い!ある意味妄想の世界が広がれば広がるほど、書き手が大冒険することになりますよ!書いていて楽しいって大切だから、一人ワクワクしながら書くのはいいことだなぁって思いますね。
そこに書き手の個性がしっかり現れますし(深みにハマるほどね)、それが読者にも伝わるともう最高でしょ。noteでもスキとかコメント、Twitterでシェアされたりするのはやっぱり嬉しいし、励みになりますから!


七海:

妄想するポイント、自分でも面白い方だなと思います。
安全靴に履きかえるのに、自分の席で履きかえる人が多いんですが、無造作に左右が散らばってる人の靴を見たら、なにかの事件に巻き込まれたのかな!? なんて、妄想は尽きません。


深澤さん:

僕の書く文章は僕そのもの。例えフィクションで小説になろうとも隠しきれない性格は反映されちゃいますね。ただ、例えば少しアダルト要素のあるストーリーだったりすると、実名で書いているだけあり照れ臭いと言うか「これ実体験?」と思われそうでね。


七海:

深澤さん、実名で書かれてるなんて、すごいなって思います。
私は家族や友人など、リアルな私を知る人には、自分が百瀬七海だということは、明かせません。
周囲でも、そのようなことをしてるのは聞かないのですが、やはり同じようなことをしていたとしても、やはり人には言えないって気持ちが働くのかなぁ、なんて思ってます。
年齢や環境など、すべてをさらけだして書きたいなと思うこともありますが、やはりどこかで身バレしたらどうしようって気持ちがあって、書くことを躊躇ってしまうことは多いですね。

深澤さん、実際にリアルなお友達などに、小説を読んでもらうことってありますか?


深澤さん:

実名にすることに迷いはなかったです。序盤の僕のnoteは赤裸々にノンフィクションだったですが嘘は書いていないなと妙な自信がありましたので見られても構わないと思ってましたね!
なかなかいいハンドルネームが浮かばなかったのも多少影響してますけどね笑
身近な人に小説を読んでもらうことはあまりないんです。noteを書いていることを知ってる人はおかげさまで増えましたし「読んでるよ!」と聞くことはありますが、敢えて自分から読んでもらうようにしたことはないかなぁ。読んで欲しいですけどね。


七海:

実名で書く勇気、私にはなかったので、すごいなって思います。
私は多分、この先もリアルな友達や家族に書いていることを話さないだろうなって思ってます。
書き手としての楽しさや辛さを分かち合えるような仲間は欲しいので、noteの人たちにも会ってみたいなと思ってますし、他のサイトで知り合った書き手仲間との関係も大切にしたいなと思ってます。

文章は、誰もが自分そのものなのかもしれませんね。
実体験かどうかは別としても、紡ぐ言葉、選ぶ言葉、感情の表現、どれもにその人らしさ、その人そのものが表れている気がします。

深澤さんの小説、グッときますよ。
心情がとても丁寧に描かれていると思うので、すっと自然に心に入ってくるんです。


深澤さん:

七海さんが読んで共感してくれてるのなら、自信にもなります。意外と女性目線での展開も多くあるので、そうしたところも感じて貰えるのかな?


七海:
noteだと、小説投稿サイトと違って、特に長い小説になると、あまり読んでもらえない気がします。
note以外の場所での小説執筆も、考えてますか?


深澤さん:

note以外での小説投稿は考えなくもないです。
いろいろ調べたりして、どれがいいのかなって見ていきたいですね。
もう少しnote限定して毎日更新を継続するつもりなので、そことの兼ね合いでフィールドを変化させるかも知れません。
noteユーザーでの認知度を上げるためにも何かタイトル獲れたら一番いいですね!


七海:
書く場所は自由ですもんね。
私もいろいろ悩む時期もありましたが、少しずつ書きたいことが増えてきました。
ちょうどnoteの連続更新も途絶えたところなので、小説を書くことを重視して、いろいろ挑戦していこうと思っています。
深澤さんは、小説を書かれるとき、プロットなどは細かく考えてから書かれますか?


深澤さん:

僕が小説を書くとき緻密なプロットまでは立ててません。ただ、以前に比べて起承転結みたいに《こうしてこうなってこの展開に》みたいなざっくりしかものは設定します。
前日投稿した『HONEY』という12,000文字の小説には時間を本当にかけて、プロットも考えたりしたのでそんな作品が多くの人に届いたときは嬉しいですよね!


七海:

「HONEY」は、本当に素敵な小説でした。
テーマの「つなぐ」
この3文字に、いろいろな想いが込められているように感じられました。
人と人との出会い、関わり方、繋がり、大切にしたいもの、守りたいもの、いろいろな想いを抱えながら、みんなが待ち侘びた季節。
最後は涙が出ました。
小説に込めた想い、伝えたかったことが、少しでも誰かに伝わるのは、本当に嬉しいですよね。
私もそんな風に言葉を綴っていきたいです。

深澤さん:
「HONEY」読んでくださりありがとうございます!すごく嬉しいです。あの作品はいつもより創意工夫や推敲を重ねたので多くの人に届くと幸せな気持ちになれます。
泣いちゃうなんて、そんな嬉しいことはありませんよ。


七海:

私は、「誰か心に残る小説を」そんな風に思って書くことが多いんですが、ときには私と反対で、「今抱えてるものから解放されるような小説を」という人がいたんです。
心に残らなくてもいい。
辛いことを一瞬でも忘れられるくらい、大笑いしたり、大泣きしたりできる小説。
今を楽しむための小説、そんな風な考え方もあるんだなって思いましたが、深澤さんはどう思いますか?


深澤さん:

確かにそのときの感情は作品に投影されやすい。僕も多いです。
でも、そうした逆の発想もいいですね。ちょっとした創作の遊び心。そんなふうにも思えますから!


七海:

感想は人それぞれですが、いろんな受け止め方あって、とても勉強になることが多いです。

小説を書いていて、いろいろな人の心に届くのは、やっぱり嬉しいですよね。
お互いこれからも楽しみつつ、励まし合いながら、書き続けていきましょう!


深澤さん:

小説にしても、それ以外の作品にしても互いに作品を高められる存在でいれたら嬉しいです!
今は少しプライベートが忙しすぎて出来ていませんが、今後はしっかりと文章と向き合う時間を作るつもりです。しっかりと人の心に届く文章を僕は書いていこうと思ってますから。
やれると信じてます。じゃないと書いてて楽しくないもん。
七海さんみたいな世界観も読ませてもらいながら、刺激を受けつつもっと深みのある書き手になりたいですね。


七海:

ありがとうございます。
こんな風に、ゆっくりとお話できて、私もとても楽しい時間を過ごせました。
これからも、どうぞよろしくお願いします!


交換日記、第三回目は深澤佑介さんとお話させていただきました。
こちらでは公開していないことなども内緒話できて、楽しい時間を過ごせました。

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2021.6.22

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