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ゼロ初心者がはじめる、はじめてのモジュラーシンセ〈第12回〉

ギガモジュラー参加しました!
2月22日にDOMMUNE、2月23日に秋葉原GOOD MANに出演しました。

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ギガモジュラーに参加させていただけることになって、何か面白いことしたいなと思って色々考えてみました!
機材的にも技術的にも、今の私にできることで、やりたいことで、面白いことってなんだろうって考えながら、ラック一回全て外して、ビートを効かせずにふわーっと広がるアンビエントな演奏をしたいなと思って組みました。
それから、マイクの声をモジュールに入れてみることにしました!

マイクとモジュラーシンセのパフォーマンスは、以前サイトウケイスケさんの生誕祭に出演させていただいたときやったのですが、そのときはモジュラーはモジュラー、マイクはマイクで別々でアウトプットしてました。
このときは、「朗読×モジュラーシンセ」のパフォーマンスをしてほしいというサイトウさんのリクエストで演奏したので、マイクは会場のものをお借りしてたんです。

なので、マイクを機材として用意してモジュラーに入れてみたのは今回が初!
今回は「朗読×モジュラーシンセ」でなく、声を意味のある言葉というよりは音の一種のように使いたいなあと思ってエフェクトたくさんかけました。


マイク(Electro-Voice Cardinal)→Roland DEMOLA→HIKARI ping filter→Erica Synth PICO Freez→Strymon Big Sky→ミキサー→Audio Damage EOS。
最初はDEMOLAのディレイのみ、それからタイム、そのあとBig Sky、最後にping filterとFreez、EOSの∞。


自分で言葉を発しながらつまみやフェーダーを触るの、頭がこんがらがって気持ち良く面白かったです。
セリフを言いながら決められたシーケンスで身体を動かすのは、演劇にちょっと似てるなと思いました。

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〈スクショは上から西田彩ゾンビ(Saya Nishida)(twitter:@zonbi)さん、エージ(twitter:@okaga73)さんからお借りしました。ありがとうございます!〉

マイクプリアンプなど機材が増えて、結果荷物の量が体重の2倍の重さにまでふくれあがってしまったので、マイクスタンド持っていくの諦めて手持ちにしました。

練習はずっと家で、昼間は小さなスピーカー、夜はヘッドホンでやってたのですが、ドミューンのスタジオ行ったらめちゃくちゃ音が綺麗で大きくてびっくりしてしまいました、、、!
本番、こんなに大きい出して大丈夫かなって不安でミキサー絞りすぎちゃいました。
ヘッドホンあんまり音大きくすると割れちゃうからそこまで出せなかったので大きい音が耳に届くこと自体なかったし、周囲にあんなに大きい音が鳴ってるなかで演奏したこともなかったから、どれくらい出していいのかわからなくなってしまって。


自分が客席で聴いてたら爆音の方が絶対気持ちいいんだけどな、演奏してるとわかんなくなった、、、
悔しいな、もっと大きな音でやりたい放題やればよかった!! あんなにめちゃくちゃリッチな音の場で演奏できるチャンスだったのに!!
いつもカフェやダイニングバーのライブに出演させてもらってるので、こんなに大きな音が出るライブって初めてで、全然感覚がわからなくなってしまってました。でかすぎる音だしたら壊れちゃうのでは、、、! って。

おっきい音の演奏に慣れたいので、ライブハウスのライブもっとやりたいな。
地下アイドル現場なら慣れてるので、そういうイベントのブッキングとかでもモジュラーやってみたい。
一人で機材担いで飛んでいくので呼んでほしいです、どこでもいきます!

翌日の秋葉原GOOD MANのイベントは、iseibenさん(twitter:@iseiben)とのユニット、momoseiseiで出演しました!

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二人とも持続音を出していたので、いい感じにまざるようにドミューンのときとは変えて演奏しました。
このときも音の大きさが心配になってしまい、絞りめにしていまいました。
もっと大きく出して大丈夫とあとから聞いて、どこまで大丈夫なんだよー、、と、まだ要領がわかってない。
大音量にさらされる機会って日常あんまないし、ステージに立ってると感覚つかめなくなってしまう。

いままでライブハウスの出演はアイドルとして歌を歌うことしかやってなかったので、自分で音量決めようがなかったんですよね。
私は歌うだけで、マイク音量ってPAさんが調整してくれてるから、自分でミキサーのつまみいじって演奏するとなると、どこまであげていいのーーーー? って。
モジュラーの演奏も歌を歌うことと同じと思えばいいのかな? 人体とモジュラーでは出せる音幅が違うけど、でも、好きに歌ってしまって、そのさきはPAさんを信じて委ねれば良いのかもしれない(しれない?)
勉強することはまだまだたくさんあるけど、さらに新しい課題が見つかりました。

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私の演奏はこんな感じでしたが、ギガモジュラー参加してみてなによりすごかったのは、出演者のみなさんの演奏を間近に聴いて見られたことです。
ほしい機材もたくさん増えたし、出したい音、やりたい演奏のイメージもどんどん膨らみました。

みなさんの演奏とスタイル、ほんとにすごかったです。
早く追いつけるように自分の演奏を見つけたい。半年やって、まだここまでしか来られてないこと悔しいし情けないなあって、痛感しました。もっとやれたんじゃないかなって。

そんなことを考えながら、ギガモジュラーは幕を閉じました、かっこいい音に浸って過ごした二日間、超ーーーーーーー楽しかった!
みなさまありがとうございました!!

第11回はここまで! 次回続。






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