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初めて映画館でみた映画

私が初めて映画館で見た映画は
題名は覚えていないが
50年ぐらい前の映画

今も思い出すと 泣いてしまう映画
どうして その映画をみたのか
わからないが

物語の主人公は
田舎に暮らしてる
小学低学年ぐらいの男の子
家族はお父さんとおばあちゃんだったかなーお母さんはいない
そのお父さんは都会で
建築の仕事をしている

ある日お父さんが
田舎にいる 男の子を
自分の住んでいるアパートに
連れていってくれた
ラーメンも一緒に食べた気がする
男の子は
スケッチブックに 道すじや
みたものを たくさん描いた

お父さんは都会に戻り
男の子は田舎で おばあちゃんと
お父さんを、待つ生活が始まる
お父さんに会いたい 男の子は
とにかく 
田舎の村から出ようと坂を下る
坂の下にある 
たばこ屋のおばさんに見つかり
捕まる
何度も何度もそれを繰り返し
うまく たばこ屋さんの前を通過

男の子はスケッチブック頼りに
お父さんに会うため大冒険をする
一生懸命歩いて歩いて
電車ではなく貨物に乗ったのかなー
雨宿りを野良犬としたり
親切な方に
ご飯を食べさせてもらったり

なんとか着いたアパート
しかし
お父さんの部屋は空っぽ
お父さんは次の現場に移動になり
引越しをしていた
男の子は疲れて そのまま
その部屋の床で寝てしまった
そこに お父さんが
壁に貼ってあった
男の子が描いた絵を取りに
戻ってきた
お父さんは 男の子がいて
びっくり
そして 抱きしめた

そんな感じの映画
モノクロで暗い映画だった

今も最後のシーンを思い出して
泣いてしまう
抱きしめるシーンがとても
美しかった 羨ましかった
私は両親に抱きしめられた事がない
そんな思い出がない
抱きしめるということをする
人たちではなかった
実は
私は息子達を抱きしめる事が
なかなかできなかった 
怖いというか
どうしたらいいのか
わからなかった
抱っこはできたけど
でも
私が抱きしめなくても
息子達は抱きついてくる
私はその時 
抱きしめたが
抱きしめたより
抱きしめられた と思った
それからは 抱きしめていた
(今もたまに しがみつく私)

雨の夕方 ふっと思い出す
この映画
あの男の子は今は
お父さんになって
孫もいるかな
映画だけど
元気で暮らしてて欲しい
そんなふうに思える映画

思い出として
この話まとまってるのか
わからないけど
誰かに話したくて
読んでくださりありがとうございます

#映画にまつわる思い出

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