【2019年6月】ウナギ「完全養殖」へ 鹿児島県内で大規模実験 水産研究・教育機構と協力
ウナギ「完全養殖」へ 鹿児島県内で大規模実験 水産研究・教育機構と協力
20年ほど前から三菱商事主導でマリワナ海溝でのウナギの稚魚捕獲を含む生態解明を進めていたが頓挫していたと思ったが、水産研の地道な研究でここまで進んでいたようだ。
ウナギの需要は日本では高く、稚魚の捕獲と売買はブラックマネーに繋がっているという問題も抱えていた。
静岡県の浜名湖から太平洋につながる沿岸では、毎年時期になるとウナギの稚魚を捕獲するために多くの釣り人が網をもって海にでかける。ウナギの稚魚を一般の人が捕獲してどうするのかというと、その時期には稚魚の買い取り業者がトラックで港に乗り付けていて、キロいくらで稚魚の買い取りをその場で現金売買しているのだ。
そのためあやしい人たちが集まって港でウナギの稚魚を乱獲し、業者に現金売買して、税金も払わないという事が横行しているのが現状だ。
今回の養殖が成功し、ウナギの稚魚の単価が下がると、そのようなやりとりの価格優位性が失われるので、闇のお金も少しは減るだろう。
毎日ウナギが食べられるように頑張って欲しい。