【2019年11月】ヤフーとLINE「統合検討は事実」 両社がコメント

ヤフーとLINE「統合検討は事実」 両社がコメント

LINEとの統合で、スマホIT3種の神器と言われるEC/フリマ、電子決済、メッセンジャーが全て揃う点はソフトバンクGにとってとても重要。スマホ革命に乗り遅れたyahoo!だが、ここで一気に巻き返しを図る。

加えて言えば、絶不調のメルカリをpaypayフリマで更に体力を削り、底値で買収まで見越しているのではないだろうか。

米では、
ECのamazon、検索のgoogle、SNSのFacebook、デバイスのアップル、動画のスポティファイの5強時代に突入し、
中国では、
ECのアリババ、検索のバイドゥ、デバイスのファーウェイ、SNSのテンセント、動画のバイトダンス(tiktok)
と圧倒的なプレーヤーが出てきている。
対する日本は、
ECの楽天、検索のYahoo!、デバイス不在で、SNSのLINE、動画も不在(しいて言えばAbemaTV)の状態で、世界的なプレーヤーは出ていない。

国内4強と言われていた、楽天、LINE、メルカリ、Yahoo!の4社の内半分がソフトバンク化しており、
楽天は無理でもメルカリの買収あり得るストーリーだ。そうなると楽天とソフトバンクの国内2強時代に突入する。

メルカリを買収するのか、後出しじゃんけんのpaypayフリマでひっくり返すかした後は、
動画サービスAbemaTVをサイバーエージェントから買い取る可能性も予想される。

ここまで完了してアジア圏で一定のインパクトを与えるITプレーヤーになれるかが一つのポイントだろう。
ちなみに、それが全て成功しても中国、米のトッププレーヤーには全く及ばない。

中国、米のトッププレーヤーと渡り合う為には、wework問題でゴタゴタしているものの、ビジョンファンドしか方法はない。
世界トップ10を目指すなら、一刻も早く国内で収益を上げ、ビジョンファンドに注力できる基盤を作る事が先決だ。

孫さんが本当にやりたい事は国内ITを牛耳る事ではなく、AI分野への圧倒的な投資ファンド。
そして、世界のトップ企業にまで上り詰めるにはAI分野へ世界一注力したファンドになる以外ストーリーはない。
孫さんならきっとやってくれると思わせる清濁併せ呑む手法で突き進んで欲しい。

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