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岡山新報デジタル【古事記】

【古事記現代語訳】

◇天地のはじめ

天地(アメツチ)が初めて現れ動き始めた時に高天原(タカマノハラ)に成った神の名は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、次に高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)、
次に神産巣日神(カミムスヒノカミ)、この三柱の神は、みな独り神として、
姿は見えません。

次に地上世界が若く、水に浮かんでいる脂のようで、
くらげのようにふわふわと漂っていた時、葦が芽を吹くように、きざし伸びるものによって成った神の名は、宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)、次に、天之常立神(アメノトコタチノカミ)。

この二柱の神もまた独り神で姿は見えません。
以上の五柱の神は別天津神(コトアマツカミ)といいます。


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