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ビューの表示を変幻自在にする魔法

Tabjo(旧称Tableau女子会)で
Tableau Tips Advent Calendarという
なんとも素敵な企画があるということで

私も、本日12/12の担当として参加し
この記事を書いております。

Tableau Tipsのプレゼントしあいっこなんて
わくわくしちゃいますね。

私からのプレゼントは
「ビューの表示を変幻自在にする魔法」です。

いきなりですが魔法の正体は
「URLパラメータ」です。
みなさま、活用されているでしょうか。

そもそもURLパラメータって

Tableauでパラメータというと
計算フィールドとかに入れて使うあれ
が真っ先に浮かぶと思うのですが

今回のテーマであるパラメータは
ワークブックをパブリッシュをした後
ワークブックの外で使うものです。

ワークブックの外でどう使うのかというと
ビュー共有用URLの末尾にくっつけて使います。

こんな感じ
http://<server>/#/views/<workbook>/<sheet><ここ>

これを使ってできることは大きく2つ。
1. ビューのweb表示形式を変える
2. ビューの表示内容を変える

魔法感が、ない...

ここでは、具体例を1つずつご紹介します。

※以下で使用しているワークブックはこちら

1. ビューのweb表示形式を変える

☆魔法☆
tabs=n

個人的に一番感動した魔法です。

これを使うと、タブを非表示にすることができます。

タブ

〜お役立ちシーン〜
・ダッシュボードをまたぐアクションを使いたい
・タブを非表示にしたい

タブを非表示にしたいのならば
パブリッシュ時に「シートをタブとして表示」の
チェックを外せばよいのですが

このやり方でタブを非表示にすると
ダッシュボードをまたぐアクションが
機能しなくなってしまうことがあります。

タブ非表示

アクションは使いたい!でも、タブを見せたくない!
という時もありますよね。

例えば、以下のような時。
・フィルターアクションで明細画面に遷移する
・明細はデフォルト非表示にする
・見る人がタブから非表示の明細に移動するのを防ぐ

そんな時に
「タブ表示」でパブリッシュをし
「タブ非表示」の魔法「tabs=n」を使うと

アクションの機能はそのままに
タブを隠すとことができます。

http://<server>/#/views/<workbook>/<sheet>&:tabs=n

アウトプット

「tabs=n」を削除する、若しくは "n" を "y" にすると
魔法が解かれ、再びタブが現れます。

「アクションが機能しなくなる」について補足です。

パブリッシュ先がTableau ServerかOnlineか
ダッシュボード内に複数シートあるか等によって
同じワークブックでも挙動が変わります。

タブ非表示がアクションに影響しないこともありますし
機能するけど、遷移後の画面が別ウィンドウになる
というようなこともあります。

2. ビューの表示内容を変える

☆魔法☆
[パラメータ名]=任意の値

これを使うと、ワークブック内のパラメータ値を
ワークブックの外から変えることができます。

~お役立ちシーン~
・パラメータ値のみ異なる同仕様の複数ビューがほしい
・パラメータコントロールは表示したくない
・パブリッシュは1回しかしたくない

イメージしにくいかもしれませんが

例えば、以下のような時。
・パラメータでビューの日本語/英語表示を切り替える
・日本語/英語でURLを分ける
・Online/Server上のワークブックは分けない

※言語切替はこんな感じの実装を想定

パラメータ

そんな時に
日英のいずれかでパブリッシュした後に
言語切替の魔法、「言語切替=日本語」
または「言語切替=英語」を使うと

パブリッシュワークブックを分けることなく
日本語/英語ビューへの入り口を分けることができます。

http://<server>/#/views/<workbook>/<sheet>&言語切替=日本語

日本語

http://<server>/#/views/<workbook>/<sheet>&言語切替=英語

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フィルターも同様に表示条件の指定が可能です。
&で複数の条件をくっつけることもできます。

日本語・スペース等もそのまま使用できるのがすごい。
※そのまま使用できない特殊文字はこちら

カスタムビューの表示条件と矛盾が生じた場合は
URLパラメータで指定した条件で表示されます。

さいごに

URLパラメータを知るまでは

・アクションで画面遷移したい
 →タブ表示
・日英で入り口分けたい
 →パラメータ切り替えてパブリッシュ

とするしかないと思っていました。

この魔法を知り、ワークブックを飛び出して
Tableauの可能性を広げられた気がしました。

このプレゼントを受け取って下さった方にも
そんな風に感じて頂けたら、とても嬉しく思います。

おしまい。


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