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うまなきゃよかった
わたしをずっとずっと苦しめ続けている言葉
人のせいにすることはできないけれど、
わたしの自己肯定感が低くてネガティブであることの原因の一つでもあると思っています
ドラマでも小説でも、親が子に言い放つシーンをたまに見ます
でもそれは脚本ありきで、たかが演技であって。
そんな台詞みたいな言葉を、わたしは、わたしを産んだ母親から面と向かってはっきりと言われた
小学校3年生の時
毎日学校で何かがなくなって、ノートには落書きをされて、わたしの椅子や机はなくなって、上靴には画鋲
今ならしょ〜もないいじめだなって思うけれど、小学校3年生で学校と家にしかコミュニティがないわたしの心を病むには十分すぎた
わたしは学校に行けなくなった
その時
「あんたなんて産まなきゃよかった」
はっきりと記憶に染み付いていて、今でも昨日のことみたいに思い出せる
わたしの心は見てくれないし、言葉も聞いてくれなくて、その時唯一縋れる存在だった母親に産まなきゃよかったと言い放たれた
「あんたがいなかったら家族みんな幸せだったのに」
わたしを睨みつけてそう言い放った
その言葉は当時のわたしにとっては衝撃的すぎました
受け止められないよ
わたしなんていないほうがいいんだ、と初めて思ったのがその時
事あるごとにそういう考えが回るようになってしまいました
たった1回なのにたった一言なのに10年もわたしの人生の価値観が変わってしまって歪んでしまって
あの時の自分にできることは何もなくて、とにかく親元から離れたくて離れたくてやっと大学生になって一人暮らしができるようになりました
今なら冷静に考えることはできる
けれど、何をどう思考しても同じ、わたしなんていない方がいいんだ、という結論に至ってしまう
それくらい幼い言葉に与えられた、投げかけられた言葉って重くて
親の暖かさに触れたことがないわけじゃないです
優しい言葉をかけてもらったこともあるし、抱きしめてもらったこともあるし、頭を撫でてもらったこともあるけれど、その瞬間だけで
どうしようもない、悲しい、辛い
でも、たかが一言は今もずっと突き刺さって抜けない
抜くことができない
怒鳴られても殴られてもないのに、心の奥の奥から抉られてて
今でも思い出して涙が出てきちゃうくらい、夢に出てきて飛び起きてしまうくらいどうしようもなく苦しい記憶
自分で全てを終わらせなければ、と思ったことも何度もあるし行動したこともあるけれど
全部中途半端で生きながらえています
運のいいことにたくさんの素敵な人に恵まれて囲まれて生きられています
楽しく生きられてるな、と思っています
思っていましたけれど、先日、人生で2回目、
「産まなきゃよかった」と言われて、わたしの中で何かが崩れた
どうしたらいいかなもうわからないよ
なんの着地点もない話
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