「神様のいるところ」第3話
衝動
「おい」
一瞬誰かに呼び止められて背筋が凍った。
「誰だ」一瞬で俺も防御を固める。
「ここには普通の学生しか来ないと思っていたが、お前のような奴もいるんだな」
同じ神の使い…?いやこいつのオーラからは人間の匂いがする。
「俺は妖のきつねだ。神の使いがいるとは驚いた。ここはお前がくる場所じゃないだろ?」
俺は一瞬で察した。あぁこいつは妖だ。見た目は普通の学生だが人間の匂いをつけていたから分からなかったんだ。
「妖がこんなところにいるとは俺も驚きだ。種族がバレるのはお互い