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【不登校】どうしても学校に行けない子はいるんだからしょうがない!と思いつつ揺れる母心

玄関を出て、学校へ向かったはずの息子が帰ってくる。

そんなことが数回あった。

1度登校したのに帰ってくるって、
よっぽど行きたくないんだな…

今、わが家の小1次男は、週1回か2回だけ登校し、
あとは家で過ごしている。

しかし、この1、2回の登校も
たぶん相当がんばって行っているようだ。

息子は吃音だ

あ行がとくに言いづらくて
「お、お、お、おりがみ」とか
「あ、あ、あ、あ、あ、ありがとう」とか
連発(どもり)がある。

思うように話せなくて、
困ってると言っている。

最初の言葉がでない難発もある。

たとえば、お友達が
「ねぇねぇ、日曜日何してた??」
と聞いてきた場合に、
「公園にいったよ」と言いたかったとしても
最初の一文字
「公園」の「こ」がでない。

沈黙がながれる・・・

するとお友達が
「なんで止まるの?」「ちゃんとしゃべってよ!」
と怒り出すということがあるみたい。

「それが嫌だ」と
息子が教えてくれた。

小学校入学時に、担任の先生に吃音のことは伝えていて、吃音のことがわかるリーフレットもお渡した。

それから、息子の意見も聞いて
クラスのお友達に吃音のことを伝えてもらっていた。

担任の先生はとても丁寧に息子の気持ちを考えて接してくださっている。
すごくすごくいい先生で、とても感謝している。

クラスの子も吃音のことはわかってくれている。

それでも、こういうことはある。
それはしょうがないとも思う。

でも、傷つく息子。
そりゃ、そーだ、傷つくよね。

吃音のことだけではなく
息子はいろいろなところで感受性が強い。

親としては、「気にしなくて大丈夫だよ!」
ということでもすごく真剣に受け取っている。

人からの言葉もストレートに受け取る。

国語テストの点数がわるくて
友達から「おまえ、ばかじゃん~!あほだな!」と言われたそうで、それ以降、「国語のテストの日は行かない」と言っている。

「いつまでも、そんなの気にしなくていいよ」と親は思っても本人はそうは思えない。

入学してわりとすぐから登校しぶりがあり

毎日、「今日は行けるかな、どうかな」
という状態で行ったり行かなかったりの繰り返しだった(こんなことを言ったら可哀想かもしれないが、この毎朝どっちかなと思うのが、ロシアンルーレットみたいで地味に心臓にわるい)

月曜日休んで
火曜日行って
水曜日4限目から行って
木曜日休んで
金曜日行って

こんな感じで過ごしてきたけど、
もう限界かも

今は行けないのかもしれないと
息子の表情を見ると感じる

家に帰ってきたときの
肩をおとした
悲しそうな目

「どうしても学校がきらい」

「なんでか知らないけど、行けない」

と伏し目がちにつぶやく息子。

市の相談機関に相談したら

「お母さん、とにかく何とか行かせてください」
「1年生だったら、今が肝心です」
「多少無理してでも行くリズムをどうにか作ってあげてください」
「お母さんも大変だろうけど、ここで頑張って行かてあげて」

などと言われた。

苦しくてもがんばって行かせるのが正解なの??
わたしがなんとか励まして、気持ちを楽しくさせて行かせるようにうまくサポートするのが大事なの??

親のわたしが揺れる、揺れる、わからなすぎて揺れて、息子は休む、行くを繰り返してきた

でも、どう見ても
こんな暗い表情しているのに
これ以上無理に「行って」と言うのはちがう気がしてきた

「どうしても行きたくない」と訴えてるのに
「行きなさい」と言うのが正解とは思えない

これがずっと続くのかと不安になるけど
ずっと続くかどうかもわからない

吃音以外にも病気がある次男のこととなると、
先を心配しすぎて「は~、お先真っ暗」と思っちゃうのがわたしのわるい癖。

もしかしたら、息子の中で決意ができて
いきなり「行く」という日が来るかもしれないし。

もう、大丈夫って信じるしかない。
今は学校行けてなくても、
大人になったときはきっと大丈夫だよ。

そんなこんなで、
行かないがベースで
たまに調子が良いときに
行く

というスタンスに変わってきたという
小2になる直前の小1息子とゆれる母の記録でした。

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