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雑文 #42

少し気分はマシになってきた。相変わらず問題は尽きないけれど。

今日はずっと雪がふうわりふうわりと降り、かすかな風のなか、空気を含んだ雪が軽やかに舞うさまを眺めてた(店が暇だったし)

夕方になりいちめんに薄く積もった雪景色は美しくて、枯れ木の枝に積もる雪の写真を思わず私は撮る。
ふわふわの雪をまとった小枝は、まるで綿帽子のような花をつけたみたいだ。

降りたての雪はきれいだ。
雪が積もると、枯れ木と乾いた空気で色気のなかった街はとたんに情緒的になり、ロマンやメルヘンの世界になる。
真白な雪はすべての音を吸収するかのようで、街全体が静かでシックになる。

詩的なことを書き連ねたが、私は恋をしていない。
恋をしていたら、もっともっと豊かに大胆に歌のような言葉を連ねられるのにな。

またくるりの岸田さんの話になってしまいますが、音楽雑誌ロッキンオンジャパンのコラムで失恋について書かれていたのを昨日読んで、狼狽しました。

「なるほど」と気づかされたとかじゃなく、私が感じていたことそのまんま文章にしてくれていたから。

びっくりして、血迷って要らない本を買いそうになったりやめたり、ひとしきりうろうろしてから本屋を去りました(ええ、ロッキンは立ち読みです)

恋愛の過程って男も女も同じ感じなのかしら?

それとも岸田さんが女性っぽいの?私が男性っぽいの?はたまた中性的なの?

失恋の痛みは時とともに忘れるが、香水一発で蘇る、とか、人は忘れていずれまた次の恋をして苦しんでしまうんだ、とか、私も同じこと書くと思うよ、もしこのテーマのコラム依頼されたら(笑)
香水の匂いは私にとっては煙草の匂いかもしれない。
そして私も失恋によって死にそうになるくらいつらい思いをした経験が、岸田さんと同じく二度ほどある。あとは軽い失恋である(と言ったら悪いけど比較的に)
共通点多すぎて慄いた。
やっぱりだから彼の作る曲に異様に惹かれるのかもしれない。

ファンタジー。

それともこれは世間のみんなに共通する摂理なのかな。
人間って動物のなかで一番下手なのかもなあと思う。

#日記 #コラム

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