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20200520 おかねのはなしはむずかしい

DUCK WORKS、毎月20日は諸々のお金の計算をする日と決めている。とはいえ私の作業は全然大したことがない、引き落としやら何やらの請求書と明細を集めてタカノに「今月の分です」と提出するだけ。タカノちゃんはそれをまとめて「今月の経費一覧」を完成させてくれる。いわばタカノは神である。

経費を見るに、この度のコロナ禍で、私たちの生活もそれなりに変化があったらしい。もともと事務所に引きこもって仕事をするスタイルなのでそんなに大きく変化していないと感じていたけれど、先月から経費がとにかく減っている。

経費が減るということは、一見嬉しいことのように見えるかもしれない。けれどこれは言い換えれば世の中に回すお金が減っていると言うことだ。全然嬉しいことじゃない、むしろ怖い。経済はヒトとカネが動いてこそなのよ。停滞を目の前でありありと感じて怖くないわけがない。

ま、怖がっていてもしょうがないので、私たちは動き続けるんだけれどね。

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動かないのがこの人です。『ペンタクル 4』。

両手両足頭まで使って、頑なに「渡さんぞ!動かんぞ!」としておりますね。時にはこの姿勢が「守り」として功を奏すことももちろんある。あるんだけれども、まぁそれだけ不自然なまでに強固な守りの姿勢は期間限定にしときなはれや、と。

世の中は諸行無常、形あるものはみないつか廃れるのが常でありますから、この人も永らくこのままだとじわじわ老朽化してしまう。

「今は時世が悪いだけ」「きっといつか世の中は元に戻る」「だからそれまでじっと耐えて動かずにいよう」……こう信じて新しい動きをせずにおくのは、私にはどうにもこうにも怖すぎるのだ。

『ペンタクル 4』の正しい使いどころと切り替えどころを見極めるのは、私にはとても難しい。なのでこの人には「行き過ぎないように・走りすぎないように」とベンチタイムを取るためのお守りとして私の側にいてもらおうと思います。頼むぜ!

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