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20200511 ちっちゃい虹

朝、水遣りのために観葉植物たちを並べて、霧吹きでシャァァァァア……とやると虹が見える。それだけでいい気分になる。今日はおなかが黄色い羽虫が遊びに来た。虫の名前、調べようっと。

タロットで虹と言えば『カップ 10』だよね。あたたかい家族の絵が描いてある、占いの場に出るとウフフとなるやつ。

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このカードの示す“満ち足りた幸福”は、子どもたちには見えていない。左側に描かれている両親たちは、きっとそれなりの苦労を経てこの光景を手に入れたのね。両親たちにとっては「やっと満ちた幸せ」であっても、子どもたちにとっては「ごくごく自然な、ありふれた日常」なのかもしれない。

この子どもたちは成長の過程でさまざまな辛苦を味わい、そして大人になって、両親と同じように「自分の手で満たした幸せ」を手に入れる。

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たいそう雑に書くとこうなる。

でもって、人間には「もっと良くしよう」という欲があるので、「自分で満たした」ポイントAからさらに上昇したところに「よっしゃええ感じやぞ」というポイントA'を作る。

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そしてこのポイントA'で子を生した場合、この親の「自分の幸福のベース」よりも上昇したポイントが子どもの幸福のベースBとなる。さらに、この子どもが幸福のベースBを持ちすったもんだを経験して大人になり、幸福のベースB'の下で子(孫世代)を生したら、その子の幸福のベースは最初の親のベースよりも2ステップ上昇したポイントとなる。

霧吹きが描くちっちゃい虹を眺めながら、そうやってカップの物語は上昇していくんじゃないかと思った次第であります。


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