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【大同電鍋】台湾で買って飛行機で持って帰るまでの方法

今回は「よくあるギモン」シリーズの中から
「飛行機で持って帰る場合、どうしたらいいの?」
こちらのテーマを取り上げる。
毎度のことながら、長文になるがコツも含めて紹介する。

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「台湾に行って、電鍋を買ってきました」

電鍋ファンのグループでよくみかける、一行の文。
たったこの一文の中にどれだけ沢山の工程が含まれているかと考えると、
本当にお疲れ様でした!と労いたくなる。
そもそも電鍋を台湾に買いに行くという行為は、なかなかのパッションの持ち主じゃないと出来ない。
買ってきてと頼まれた人は、鍋だけの重さだけでなく「気」も重いだろう。
もちろん、電鍋ちゃんを手にするためなら、愛する人からの頼まれごとなら何の苦労も感じない、という人もいるだろうけど、私から見たら褒めちぎりたいと思う。

海外に行くというだけでも、時間もお金も体力も気力もかかる。日程を調整したり、下調べも重要だし、旅行会社に行ったり、チケットやホテルを取ったり、保険をかけたりパッキングしたり、と準備も大変だ。
そしていざ行くとなっても全員が全員、空港から近いところに住んでいるわけではない。国際線がある空港なんてなおのことだ。
「行って買ってきた」のなかには、相当数のプロセスが含まれている。



この色の○人用の電鍋を買うんだ!!と息巻いていたのに...?

いざ台湾に入り、前の記事で紹介したような大型店に出向くと、沢山の電鍋ちゃんが並んでいることに感動を覚える人も少なくないだろう。
と同時に、心を揺るがされるのである。

あれっ、あの色がいいと思ってたけど、実物を見たらこっちの色もいいじゃない。6人用を買おうと思ってたけど、やっぱり小さいかな?大きいほうがいいかな。キャーーーーー!限定品があるーーーー!!!

とかね。
テンション上がって冷静さを失う。
今まで下調べの段階で、時間をかけて色とサイズを決めて来たにもかかわらず、ずらりと並んだ鍋の前で右往左往。ナンテコッタ。
台湾で買って持って帰った人の中で、まさにこれだったって人も、多いのではないだろうか。
これから10年、20年、、、30年使うだろう電鍋、迷って当たり前だ。


買ったらすぐにやること

早いうちに通電チェックをする。宿泊先で水を入れてコンセントを挿してスイッチを入れてみる。沸けば大丈夫。
水を入れるとどうしてもアルミが化学変化を起こし薄く変色するから、電鍋ちゃんの写真を綺麗なうちに撮りたい♪って思ってる人は、水をほんの少しだけにするといい。

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電鍋の持って帰り方

ほとんどの方が飛行機で持ち帰るので、今回はその方法を紹介。
台湾から日本へ直接送る方法もあるので、それは別記事で紹介する。

①預入れにする
②機内持ち込みにする
③スーツケースにつっこむ

これらが飛行機で持って帰る3つの方法。

①一番多い方法は預け入れ。チェックインカウンターで、スーツケースと同時に預け入れる。航空各社、荷物の預け入れ個数上限や重量を超えないように。
ただ、荷物を運ぶスタッフが電化製品だと分かっていても丁重に扱ってくれるとは限らない。ブン投げられても大丈夫なようにプチプチでがっつり梱包しておくといい。
空港に到着して預け入れてしまえば、搭乗までの時間はとても身軽になれる。早く身軽になりたい、最後にまだ買い物もしたい、という方はこちらをおすすめする。

②機内持ち込みには注意すべき点がある
だいたいのレガシーキャリアの機内持ち込みは7kgまでが多い。鍋は3~4キロ台。超えないように気をつける。
6人用の箱は持ち込み大丈夫でしたという報告はあがるが、10人用の箱はまれだ。
なぜなら、箱の一辺が規定サイズを超えているから、はじめから機内に持ち込もうという気持ちはなく、預け入れる人が多いのだと思う。
そして物理的に荷物入れに入らない場合もあるようだ。繁忙期に機内持ち込みは避けたほうが良いかもしれない。

チェックインカウンターが空いていたとき、電鍋の持ち込みについて尋ねたことがある。
「規定サイズちょっとオーバーでも一応持って入れるには入れるんですが...荷物入れにモノが多い場合、入れられないことがあるようなので、そうしたら、一旦飛行機を出てカウンターまで戻ってきていただいて、預け入れをしていただけます」と言われた。

飛行機の中に入ってから、入りませんでしたからカウンターに戻りますなんていったら、どんだけの距離を歩かなくてはいけないのか・・・と。恐ろしくなる。10人用でも手荷物いけました~!という報告は見るのだけど「万が一」を考えると不安。CAさんに開いてるところを探して入れてもらうか、急遽箱を諦めてつぶすか、、、。

ちょっと逸れるが、手荷物検査に入ったときに、「回流」のハンコを押されたことがある。このときは、カチカチに凍ったローヤルゼリーを手荷物にしていた時だ。うっかり。液体だった。そこからこのチケットを持ってダッシュでカウンターに戻り、預け入れしようとした。厚くない箱に紙袋という状態だったため、ダンボールに入れてくださいといわれた。近くのヤマト運輸で箱を買い、梱包してもらいカウンターに再度戻った。時間も押し迫っていたので本当に焦って、とても長い道のりに感じた。

手荷物検査所なんてまだ、カウンターから近いほうだ。

②の結論、航空会社の規定を調べ、サイズがオーバーするようなら預け入れる。

③スーツケースに入れてしまう
箱なんていらないぜ、という場合はスーツケースに入れる方法もある。いや、箱もたたんで緩衝材も持って帰ることができそうだ。
鍋本体に洋服を着せてガードし、開いたスペースはお土産でいっぱいにして動かないようにすればいい。鍋の中にも付属品とかお土産を詰める。
これは私があるとき編み出した方法だが、スーツケースに余裕があって中身が動いてしまいそうなら、スーパーに行って入る分だけビーフンを買って詰める。安くて、家でも楽しめて、お土産にもできる。緩衝材を買うのはもったいない、ビーフン。ビーフンだ!(激推し)

スーツケースに電鍋を入れたらどのくらいスペースを使うのか
以前撮った実験動画↓を参考にしていただきたい。
片手で撮っているので見にくいのと、いちいち緊張するので話し方は大目に見てほしい。

日本に到着したら

預け入れした場合は、荷物を受け取った際に、破損等ないかすぐその場で確認する。

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以上、3つの方法を紹介した。
帰国し、空港から岐路につくのだが、③の方法はそのまま帰れるからいいとして、①と②はスーツケースと共に持ち歩かなくてはならない。
交通の便がいい人は楽だが、遠方からだと大変だ。
空港から宅配便で家まで発送してしまえばとても楽だが、1円でも安く済ませたくて意地でも手持ちで持って帰る人もいる。苦労も家に帰れば多くの感激とひきかえになることだろう。

こうやって文にすると、この記事の出だしにある、
「台湾に行って、電鍋を買ってきました」
というフレーズが、とても貴重に感じられる。今っぽく言うと「尊い」。
だから、グループのメンバーがこの書き込みをすると、あぁ大変だったんだなあという気持ちになる。


「台湾で電鍋ちゃん買ってきたよーーー!」
と言っている人がいたら、その功績を称え
「パッション!!!」
と声をかけてあげてほしい。

Mimi(電鍋料理研究家)
桃鍋企画 https://www.facebook.com/momonabekikaku/
大同電鍋愛好会in日本 https://www.facebook.com/groups/550257328436570/

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光文社 月刊Mart1月号 大同電鍋特集です(∩´∀`)∩
電鍋で簡単に出来るレシピを提供しております。よければご覧ください。
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#台湾 #大同電鍋 #電鍋 #Mart


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