★設問タイプB
B 理由を問う問題
「〇〇はなぜですか?」ということを問われる問題です。記述の場合もありますし、選択肢から選ぶ場合もあります。
どちらの場合でもまずやるべきことは、問われた内容に対して、
❶答えのイメージを自分でメモする。
❷解答根拠の部分を見つける。
この二つです。
何らかのことに関して理由を述べている部分には、実は大抵の場合その文末に「理由表現」のスタイルを見せていることが多いので、本文を読んでいる最中にこれを見つけたら、傍線部に関わりがなくても丸つけするなどの目印をしておくことが大切です。
「理由表現」とは、
…なのだ。…のだ。…わけだ。…からだ。
…ということだ。、、、
などの部分です。
こうした文末を持つ一文は何らかの理由を述べています。
文頭に置かれる、「理由は」とか「なぜならば」などの言葉に比べて、文末は目立ちにくいという性質がありますから見つけたら印をつけておきます。
入試では、大まかに見て大問一つを約20分ほどで解くことが求められますから何度も本文を読み返す時間の余裕がありません。一度の読み取りで、効率よく文の構造を把握していくために自分なりの印つけのスタイルを確立しておくことが重要です。
❶、❷が分かったら設問の求めに見合う答えづくりをします。選択肢ならば、解答根拠の言い換えとなっているものを見分けます。
解答根拠がいつも必ず理由表現を伴っている場合ばかりとは言えませんが、確率は高いので注意しておきます。
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