★設問のタイプを見極める Aタイプ

⑦設問タイプ別弱点克服の方法

国語における設問の種類はおよそ以下のようなものが中心です。

A 対比の文章を把握、整理できて居るか見る問題。
B 理由を問う問題
C 言い換えを求める問題
D 心情を問う問題
E 該当する部分を抜き出す問題
F 接続語を挿入する問題
G 指示語の内容を把握する問題
H 選択肢から選ばせる問題
I  言い換えを求める問題
J 脱文整序の問題


これらを解くには、それぞれに知っておくべき手順や公式のようなものがあります。その様な手順や公式を理解しないままの読解はなかなか点数にはつながりません。

では、一つずつそのノウハウをご紹介しましょう。


A 対比構造の理解を見る問題
説明文や随筆などで頻出の構造です。
「〇〇と✖️✖️はどう違うのですか?」
など


★二項対比の構造に気づいて読み進める。

説明文タイプの文章では良く出てくる構造です。並べて語られる二つの事柄に気がついたら、すぐに双方に線をひきはじめます。

繰り返し様々な視点からの対比が語られている事に気づき、それをチェックします。

「まず」、「一つは」、「第一に」などの書き出しが来たら、後ろで「次に」、「もう一つは」、「第二に」などの、ペアとなる項目が出てくるのを探して印をしておきます。

★対比項目に線を引く。(2種類の線を使い分ける)片方は波線、片方は二重線など。

入試は時間との戦いですから、何度も本文を読み返す時間はありません。読み取った構造を一度で自分の目に見える化する為に二種の線を使い分けて違いを際立たせます。

この印つけが設問で問われていることへの整理で、格段に答えやすくなります。

★問われている事柄についてどれを解答として使うか決める。

設問で聞かれた事に対して、印つけをした中からどれを使えば必要十分かを考えてまとめます。

設問文を注意深く読んでピタリと的を絞った答えを作ります。


次の投稿から、B以下を順に一つずつ書いていきます。

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