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“No good deed”を訳す

ミュージカル「ウィキッド」で、主人公のエルファバが歌う“No good deed”を日本語訳するという活動を一人で実施した。

劇団四季の日本語訳だと「闇に生きる」。いい題名だなぁ。

悪い魔女エルファバ。
緑色の肌をもって生まれたことによる孤独感。両親からも愛されず、学校で友達もできない。それでも、自分の力を信じて強い気持ちをもって生きている。

善い魔女グリンダと、悪い魔女エルファバ、とだったら、断然、エルファバにシンクロする部分が多い。きっと、肌の色が緑色でない私たちにも通ずるものがある。

自分の持つ闇(劣等感、嫌いな部分、人よりうまくできないこと、人と違う部分、つらい記憶)に、自分でまるごと〇マルをつけるなんて、そうたやすいことではないと私は思う。
でもそれがきっと、自分を縛りつけている鎖や、身につけた鎧、思い込みというブロックを外していく唯一の方法だと思う。

少しずつ実践していけば、愛するフィエロを助けようと呪文を唱える美しいエルファバのようになれるのだろうか。

この秋、劇団四季が「ウィキッド」を数年ぶりに上演するのだが、チケットは瞬殺だったもよう。私も観たかった。



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