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健やかな母親でいられるために


今日で生後100日。
2ヶ月あたりから笑ったり声を出すようになった我が子。
それまではあんまり表情が変わらなかったので更に可愛く感じる。

ここ最近は笑顔や声を引き出そうと夫婦であれこれ試している。
一見幸せな家庭に見えて、私の心の中であれこれ考えすぎてちょっとメンブレ状態であった。

私があやすと「スン🙂」

夫があやすと笑ったり声を出したり目で追ったり、何らかの反応をする。

例えば夫はいろんな表情で「アーニャ!ピーナッツ好き!」というと「ピ」の破裂音に反応しているのか、動きが大きい夫がおかしいのかニコッとしたりジタバタする。

一方私が「◯◯ちゃん〜アヤヤヤヤ〜」とか言って体くすぐったりほっぺをつんつんすると、途端にリアクションがスンッと無くなる。なんなら、私のことをそっちのけで夫を目で追っている。

知り合いの赤ちゃんに対しても人見知りをする私なので、夫の方があやすのがうまいのは重々承知している。だから普通に考えたら夫を見習って私も大きな動き、大きな声で「アーニャ!ピーナッツ!!好き!!」と言えばいいのだろうが、なんだか負けたくないし、ていうかスパイファミリー見てないし、いろんなプライドが邪魔して同じ手を使おうに使えない。

…え、なに、私の愛情伝わってない?そもそも愛情が足りてない?あやすのが下手とかそういう問題じゃないんじゃないか。

あやしながら、抱っこしながら、授乳しながら常に頭の中でぐるぐる考えている時期があった。

そんなことを考えている間にも時間は流れていく。子供は育っていく。悩みながらも、日々子供の相手をする。

子供に反応してもらえない母親。実に哀れで、他人に相談もできず、自分の頭の中でぐるぐるするも、外には出さないようにしていた。

気がついたら私は真顔であやしていた。子供視点を想像すると、ホラーでしかない。これはよくない。

親のストレスは子供に伝わる、は本当かも

育児に関する本や記事を見ていると、母親の悩みを解消しようとアレコレ事実かどうか分からないことが書いてある。本当かどうかではなく、そう思うことで心が楽になりますよ、と書いてあるわけではないが、そう訴えかけているような文章をよく見る。

特によく目にするのが「親のストレスは子供にも伝わる」ということ。

またまたー、嘘でしょと思っていたが、あながち間違いではないかもしれない。思い返すと、ここ最近「今の私は母親として合格なのか」という思考になっていたので、子供が反応しないのは私がストレスを抱えていたからかなぁ、と。

いい加減考えすぎるのをやめたい

あーだこーだ頭で考えすぎてパンクしている状態になっている時、周りからはよく「疲れてるんじゃない?」「正解はないからね」と、考えても仕方ないから考えるのをやめるよう勧められる。

今回も疲れてるだけかと思って、お風呂に浸かって目を閉じてゆっくり深呼吸をして、瞑想をルーティン化しよう!と考える。

普段から雑念で頭がいっぱいなので、ストレスなく育児をするにあたって、雑念を溜め込まない頭にする必要があると考えたのである。

しかし、我が家のお風呂ルールは夫→子供→私の順に入ることになっていて、私が入っている間は喉が渇いた子供が「おっぱいはまだかーー😫」と待っている時間。激しい泣き声が聞こえてきて、全くそれどころではなく急いで風呂を上がる。これは続きそうにないと、断念。

雑念を溜め込まない頭に変わるには時間がかかる。継続する時間も惜しいくらい、今の私にはすぐに効く特効薬が欲しい。

「こんな母親になろう」という目標を結局考えて心の拠り所を作らないと、深い海に潜り込んで自分はどこにいるのか、どこに向かっているか分からない、みたいな状態がずっと続くと察した。

私なりの母としての合格点と役割

まずは合格点。最低限のハードル。これが高いと本末転倒。

なので「子供を愛しているか」「もちろん」と答えられれば合格とする。愛している度合いは考えないし周りと比べない。Yes or NoでYesなら合格。Why not?とYes、どちらでもOKとする。Why not?でなくてもよい。

次は役割。夫が担ってくれている役割は子供を楽しませること、興奮させること。それを見て「あやしもできない母親は果たして良い母親と言えるのか?」と思っていた。

しかし、冷静になると世間にはいろんな母親がいる。子供と一緒になって楽しむ母親、子供のことをそっと見守る母親。どちらも素敵な母親像である。

となると、人の道を外れそうになった時にちゃんと引き戻せさえすれば、どんな母親でもいいなぁ。

ていうか、両親どちらも明るくてワイワイしていると落ち着かないんじゃないか?笑っている時間ばかりだと疲れるから、真顔でいられる時間も欲しいんじゃないか?(少なくとも私は根暗なので真顔でいられる時間が必要である。)

だったら、真顔でも受け入れてくれる包容力のある母親になりたい。ここに来れば安心する、リラックスできる。そんな母親。

そうなれば子供の自律神経が整いやすくなる。交感神経担当は夫、副交感神経担当は私。おぉ、めちゃええやん。

惑わされない自分の中の軸

ようやく目標が決まった。それからは子供の真顔が平気になった。明らかに効果バツグンである。

他にも効果を実感することがある。育児系のSNSに惑わされないことだ。

「やりがちなNG声かけ5選」みたいな記事があればすかさず読んでは「私も気をつけよう、、」と神経質になる。私にとってはこれもストレスになる。

しかし、自分の母親としての軸が決まれば怖いものはない。NGな声かけ?ノンノン。そんなのみんな同じように気をつけてたら世の中同じような子供しか育たない。私は私のやり方で育児をする(ドーン)となれている。

結局正解はない

このようにして、自分のテーマが着地したおかげで自己完結でなんとか悩みの解消ができた。

ただ思うのは、育児には万人に通用する正解がない。SNSの投稿を参考にするのもよし、従わないのもよし、賑やかな家族も、おしとやかな家族もよし。

周りを見ずに自分の中の正解を作り上げることが、私が健やかに母親でいられる、私にとっての最適解である。というだけである。

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