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#老い

老いおまえ

老いおまえ

 地下鉄を降りてしばらく歩くと公園の脇に出る。公園を横切るとわずかだけれどもショートカット出来るので、いつもそのようにして家に向かう。日暮れ前の公園は人もまばらでのんびりした雰囲気であふれていて、異次元の時間の動きに影響されたかのように足取りが急に緩やかになるのと同時に、昼間あくせくパートで働いている自分が馬鹿らしい存在のように思えて腹が立ってくる。こんな時間に犬の散歩をしている人っていったいどう

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