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利益ゼロ?それでもゴルフアパレルを立ち上げるワケ

ゴルフブランドACEANDRAREがなぜ立ち上がったか?についてまとめています。

アパレル業界はダウントレンドです。

コロナによるダメージも大きく、上場アパレル企業の8 割以上が 2020 年度減収となり、厳しい状況を強いられています。

他業界からやってきた身としては、もの作りゆえの非効率さや人的ミスの発生、利益の低さに絶望しました。

それでも、ゴルフブランドを立ち上げることになったのですが、経緯をつらつらと書いてみました。

長文になりますが、ぜひ読んでくださったら嬉しいです!

こんな方におすすめ💫
・ゴルフをする方
・起業に興味がある方
・アパレル業界、ファッションに興味がある方

理想のゴルフウェア、どこにあるの?

ゴルフがど下手に見える。
柄もの、蛍光色が多い。
やっと可愛いウェアを見つけたと思ったら、値札を見て驚愕。
アウトレットにもほしいものがない。
メルカリは、質もサイズも分からない。

どれも腰履きで、ウエスト位置は低すぎる!

韓国選手に憧れ、現地のサイトを見ると、なんと1着3万円!!!
日本よりも高かった...。泣

15歳から10年以上ゴルフをやってきた。
思えばゴルフウェアに悩み続けてきた気がする。

ずっと抱いてきた不満「ダサい高いゆるい」を解決するのは自分だ
ゴルフは楽しい。
これほど奥深いスポーツもない。

その魅力が最近若者にも伝わってきた。
インスタで見かけるゴルフ女子は増え、友達もどんどんやり始めた。

「なんでゴルフウェアってこんなにダサいのに、こんな高いの?」

ゴルフ部出身のわたしに、素朴な疑問が投げかけられる。

答えられなかった。
というか、知りたいのはこっちだよ!という感じ。

ウェアに満足できたら、もっとゴルフが楽しくなるのに...。
服選びもゴルフの一部だと思う。

値段が高すぎて、一回買ったら平気で6年くらい着る。
定価でポンポン買うなんて到底できない。

ZARAみたいに、トレンドのものを気軽に買えればいいのに...。
ゴルフにファストファッションがないのはなんで?

あるとき思い立った。
それなら、自分でつくっちゃおう!

素人にできるの?
そんな心配無用です。

異色のキャリアが活きた

ファッションが好きで、いてもたってもいられず、
実はアパレルメーカーに弟子入りしてた。

1から服飾を勉強した。
中国の工場と、服雑貨コスメ、なんでも作った。
イラレとフォトショップも、マスターした。
自社製品も企画し、生産、販売、出荷、そのすべてを担当した。

アパレル業界の厳しい現実もつぶさに見てきた。

1年の修行の末、ようやく「ものづくり」のノウハウが溜まった。

ゴルフ業界のエースになるために、当たり前を疑う
業界のエースになりたい。
唯一無二のレアなブランドを確立したい。

エース・アンド・レア(ACE AND RARE)と名付けた理由だ。

既存のゴルフブランドと一緒にしてほしくない

絶対、無駄をつくらない。
小ロットの生産と、受注販売をメインにする。

セールはしない。
徹底的にコストカットして、原価率は通常の倍を目指す。

地球をいじめない。
公式の古着ラインをつくり、服を循環させる。

ゴルフウェアにとらわれない。
練習着や、行き帰りの服、ジャケット。
ラウンド後のお風呂で使えるバスグッズも。

ただのアパレルブランドだと思われたくない。

ブランドマークに込めた想い

頭文字のAを三つ重ねた。
ピークの瞬間を表現している。
三者三様、それぞれの人がアイテムを手にしたとき、心が踊ってほしいから。

三つの頂点は、トレンド、ライフスタイル、ニューカルチャーを創りたいという意味もある。

そしてひっそり隠れる三つのダイヤモンド。

「ACEANDRAREを通して、ゴルファーがキラキラ輝いて欲しい。」

そんな願いを込めた。

大の旅好きだから「世界」をコンセプトにした

コンセプトは迷わなかった。グローバル。

わたしは、三度の飯より旅行好き。
藤澤桃子といえば?
周りに聞けば、10中10人が「海外!」ということ間違いなし。

暇さえあれば飛行機に飛び乗った。
いままで50カ国を旅した。

アメリカ横断、イタリア縦断、東欧をバックパッカーもしたし、カリブ海なんかも行った。
エルサルバドルっていう危険な国も、サハラ砂漠、マチュピチュやウユニにも。

その最大の魅力は、好奇心を満たしてくれること。

土地が変われば、街ゆく人のファッションも変わる。
それぞれのカラーがある。
人の性格、ライフスタイル、考え方の違いが、街の雰囲気に現れる。
そのどれもがユニーク。

世界中の国々を服に落とし込んだら、ぜっっったいに素敵だ。
瞬時に展開が見えた。

毎コレクション、自ら訪れた都市をテーマにする。
お客様を世界へ連れ出す。

「大空を飛ぶ飛行機のように、
広い世界へ羽ばたいてほしい」

そんな想いから、シンボルは2枚の翼にした。

お客様とわたしのブランドが対になっているイメージ。
1対1で向き合うことを大切にしたいから。

「値段、サイズ、デザイン、
ぜんぶジャストフィットさせられないか?」

そのために、ひとりの悩みに寄り添う。
妥協はしない。

そして、常識を疑う。

例えば、なんでゴルフウェアはレディースとメンズで分かれてるの?

ポロシャツは男女一緒でいい。

「俺も買える?」
ブランドを立ち上げた話をすると、よく聞かれる。

当たり前だ。性別年齢関係ない。
カテゴリーなんて分けなくていい。

「ボーダレス」という新ジャンルをつくる。

ゴルフによって人生が変わった

年次が異なる人との話題が増えた。
新たな出逢いのおかげで、狭い視野が広がった。
スマートなゴルファーを見て、人として学ぶことも多かった。

ゴルフは自分との闘いであり、気持ちのコントロールも上手くなったと思う。


せわしない日常から離れ、大自然がリフレッシュさせてくれる。
朝は早くて辛いけど、前日にお酒はのまなくなる。
生活リズムが整う。

旅の目的にもなる。
誰かと会う理由になる。

エースの目標

ゴルフをもっと多くの人に楽しんでもらいたい。

実力に関わらず、ゴルフをもっと好きになれるように。
性別や体型に関わらず、ゴルフをもっと楽しめるように。
ゴルフに興味のない人が、始めるきっかけをつくれるように。

ACEANDRAREはゴルフとあなたの可能性を広げていきたい。

わたしたちは、人生を謳歌するために存在する「人材育成企業」だ。

みんな、もっと、ゴルフしよう。

ACEANDRARE 藤澤桃子

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