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世界一忙しい相手に手紙を書くマイルール 9選

手紙を出す相手は世界一忙しいと思え

この方に感謝を伝えなければ、と思った時によくお礼状を出しています。

一風変わったマイルール9つをお伝えします。

①当日に出す
②当日間に合わないときのマル秘術
③季節の挨拶はいらない
④拝啓・敬具は必須
⑤できるだけ漢字を使う
⑥間違えたら、はじめから書き直し
⑦自分の住所は書かない
⑧筆ペンで、縦書き
⑨封筒はカラー

①当日に出す

お礼は「ナマモノ」だと考えるべきです。

時間が経ったら意味ないのです。

ベストは帰り道に書いて、そのままポストに投函することです。

②当日間に合わないときのマル秘術

タッチの差で最終集荷に間に合わないこと、ありますよね。

わたしが編み出した方法は以下です。

①本局に行きます。
②表の郵便局入り口は当然閉まっているので、裏に回る
③泣きそうな顔で、「本日の消印で出していただけませんか?」とお願いする

ここまでする変人はきっとわたしくらいだと思いますが、いざという時はお勧めです。

わたしは「消印ダッシュ」と呼んでいます。

③季節の挨拶はいらない

手紙を出す相手は世界一忙しいと思え。

朝日新聞の名物記者、文章のプロである近藤康太郎さんの『三行で撃つ』で学んだことです。

いままで常套句を書いていました。

しかし、型式ばって入れる大した意味を持たない一行の代わりに伝えたいことがあります。

無駄だと気付き、やめました。

④拝啓・敬具は必須

拝啓・敬具は手紙の挨拶です。

礼儀を重んじてお礼状を出すので、マナーは欠かせません。

ちなみに意味は、「拝:あなたを尊敬しつつ」「啓:謹んで申し上げます」という意味があります。
拝啓で「あなたを尊敬しつつ、これから謹んで申し上げます」となります。

「敬:謹んで」「具:整える」、敬具で、
「これにて謹んで文章をしめくくります」です。

⑤できるだけ漢字を使う

「知的で、誠実、信用できる」イメージを与えたいからです。

難しい漢字も、調べて積極的に書きます。

平仮名は「親しみやすい」ですが、稚拙で、軽い印象を作ってしまいます。

かといって、漢字ばかりでも読みにくい。

ニュアンスで何か意味を持たせたい時、流れるように文章を読んでもらうために、効果的に平仮名を使えるようになりたいです。

⑥間違えたら、はじめから書き直し

少しぐちゃっとすれば見えないかな?と誤魔化すことはやめましょう。

やはり見れば、誤字は分かります。

「適当な人だ」と思われるのは避けたいです。

最後の方まで書いていても書き直します。

⑦自分の住所は書かない

相手が自分の連絡先を知っていれば、基本的に自分の名前しか記載しません。

お返事に気を遣わせたくないからです。

相手は、世界一忙しい人。

全力で気遣うのは当然です。

⑧筆ペンで、縦書き

理由は日本人らしさに溢れているから。

こだわり出したきっかけは、尊敬する方が手紙をくれた時に、真っ白な紙に筆ペンで書かれた字がなんとも斬新で、日本人らしくて気に入りました。

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筆ペンが苦手な方はこの「筆まかせ」という商品、一度使ってみてください。

⑨封筒はカラー

真っ白な和紙にお手紙をしたため、お相手を連想させるカラーの封筒を選ぶのが好きです。

可愛い便箋は大抵横書きなので、縦書きはできません。

せめて封筒はオシャレにしたい、という思いで封筒だけ変えることを思いつきました。

バラ売りで1枚30円くらいで売っているので、綺麗な色をまとめて買っておいたりしています。

お礼は当日取り急ぎメールやLINEをして、お手紙で追いかけるというパターンが多いです。

まとめ:精一杯の想いを込める

細かいことをいろいろ書きましたが、相手を想い、心を込めて書くことが大事です。

スマホを通したコミュニケーションが当たり前な今だからこそ、わざわざ手間のかかる手紙を出すことに意義があると思います。



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