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京都・知恩院のエンタメサービス精神に感服

  京都を舞台にした小説を書いていることから、お寺や神社さんのホームページを頻繁に検索します。
 どこも、一般企業顔負けのデザインで、参拝者を増やそうという気持ちが伝わってきます。
 
 その中でも、断トツで、ホームページに力を入れていると思われるのが、
「浄土宗総本山 知恩院」です。↓
https://www.chion-in.or.jp/
しばしば更新されるので、いつも同じではないのですが、
私がこの文章を書いている時には、こんなキャッチコピーが並んでいました。
 
「お坊さんに会いにいこう」
「僧侶の案内でめぐる境内参拝ツアー」
「知恩院さんで学び解き。謎解きを通してお坊さんと一緒に教えを学んでみませんか」
「心のふるさと
そんないつの時代も変わらないおおらかな時間がここにあります」
「おてつぎフェス2023 スタンプを集めてグッズをもらおう」
           (「おてつぎ」とは法然上人のみ教えを広め伝える事)
「サラナインストラクター養成講座」
           (「サラナ」とは、古代インドのパーリ語で「安らぎ」を意味し、仏さまの前で親子の絆を育み、心安らぐひとときを過ごすことを目的としている)
 
まるで、テーマパークのようで、楽しくなります。
 
さて、その知恩院さんの境内にあるギフトショップ「泰平亭」の脇に、「念仏を唱える自動販売機」があります。
コインを入れると、
「なむあみだぶ、ふみあぶだぶ、なもあぶだぶ・・・」
とお坊さんの声が聞こえてくるのです。
 
 知恩院は、エンターテーメントに徹したお寺です。
 感服。

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