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キャラクターの人間くささ
漫画や小説、なんでもいいんですが、物語をつくるときにキャラクターの人間くささをどう演出するか。
創作において最も重要なポイントとわたしは考えています。
というのも、ぐっと世界観にリアリティが増すからです。
以前は、描きたいシーンありきで、そこへ行くために物語を組み立てていたんですが、なんかこう、自然じゃないというか、ストーリー先行でキャラが添え物というか…そんな感じになることが多かったんですね。
描きたいシーンや言いたいことがある、はそれでいいと思うんです。
次にやるべきことは、ただ「キャラクターにそれをやらせる・言わせる」のではなく、「どんなキャラクターだったらそれをやってくれそうか・言ってくれそうか」を掘り下げて考えてみることかなと思います。
◆人間くさいキャラクターは魅力的
人間くさいひととはどんなひとか?('◇')?
例えば欠点の無い完璧なキャラクターがいるとして、「すごい!」「かっこいい!」「憧れる!」と感じると同時に、どこか「人間離れしてる」と距離を感じます。
人間離れしている完璧なキャラクターは、読み手が親近感を抱きにくい傾向にあります。
しかしなにかひとつでも親近感が持てる要素があれば、どんなに人間離れしていても愛されるキャラクターになります。
わたしが考える人間くささは、そのキャラクターのクセ・欠点・嗜好です。
これらは読み手に親近感を与える・愛される要素になります。
愛されるキャラクターが活躍する物語は、たとえ構成や絵が粗削りでも面白く読むことができます。
◆人間くささの演出
相棒シリーズがだいすきです。
相棒に登場するキャラクターたちはとても魅力的なので、見ていて飽きません(*'ω'*)
なので相棒を例に分析してみます。
たとえば、水谷さん演じる杉下右京さん。
人間離れした天才的頭脳の持ち主。ブレない信念。偏屈。
観客からするととっつきにくいキャラクターのはずですが、時折見せる孤高の悲哀や激しい怒りが大きなギャップ(魅力)となり、愛さずにいられません。
岸辺さん演じる小野田官房長もとても人間くさいキャラクターです。
杉下さんとはまた別の信念を持って行動しているので、協力しあえることもあれば対立することもあります。
隙だらけに見えるのらりくらりとした態度とは裏腹に、言動には一部の隙もない、油断ならない人物です。
他にも、米沢さんやいたみんなど、濃いキャラクターがたくさんいる相棒。
今更だけどDVDボックス買っちゃった♡(*^-^*)
…ってオメー単に相棒すきなだけじゃねーか!!( ゚Д゚)
と思われるかもしれませんが(ま、そのとおりですがw)…
まずは自分のすきなキャラクターについて、「このキャラクターのどういうところが魅力的か?」を自分に問うと、人間くささ・愛される要素のヒントが掴めると思います!
何事もほどほどなキャラよりも、ふりきってるところがあるキャラのほうが愛されるということですね(*'ω'*)
創作のなかで人間くささを演出するときは、シーンやセリフで全面に出すのもよいですし、メインじゃないコマにおりまぜるのも自然でよいと思います。
何気なく会話しているシーンなんかは、ただ向き合って会話しているよりも、なにかそのキャラクターのクセが出ている(爪をいじってる・タバコを吸い始める・無意識に歩き回る等)ほうがぐっとリアルになりますね!(^-^)
さ、相棒の続き観ようっと♡
わたしの好きを詰め込んだマンガですが、届いてくれることを願って。応援いただけると本当に嬉しいです。