girly girl(ガーリーガール)のフェミニズム
こんにちは!
久しぶりにnoteを書きます。
ももかろりーたと申します❤︎
普段私は、サンリオやガーリーファッションなどについての情報発信や、ロリミィというアパレルブランドのディレクターを務めています。
サンリオの他に、サウナや映画鑑賞なども趣味です❤︎
初めましての方いたらはじめまして!
はじめに
先日、こんなツイートをしました。
こちらのツイートは、予想以上の反響を頂き、正直びっくりしました。いつも私のSNSでは、画像付き投稿が主で、パステルカラーのかわいい世界観で統一しています。
テキストだけのツイートは普段バズることなく、
あくまで「長文ツイートでバズるスタイルの発信者」ではないことをご理解ください。
なのですが…
私の拙い文章のせいでもありますが、このツイートの趣旨とは違うリプを複数頂きまして。(分かりにくい文章でごめんね🙏)
伝えたいことがまっすぐ伝わらないことはとっても悔しいです。
なので、このツイートを詳しく掘り下げる記事を書きたかったのです。
①ふりふりピンクの私たちに対するステレオタイプ
先ほどのツイートで、私が伝えたかったことはこういう意味です!
私の文章が分かりにくかったせいもあり、
「大人の女性でもピンクや幼稚的なもの、かわいいもの好きでも素敵だよね!」
というような趣旨に受け取られてしまいました。
(多分主語が長すぎて訳わからん文章なので笑)
まずそれは当たり前なことです。
誰もが好きなものは好きと言えて、誰も文句を言わない世界が理想ですよね。それはそう!
ですがこのツイートで言いたいことはそれではないんだー!!
(※何度でも謝りますが、分かりにくい文章を書いてすみません。そして、趣旨が伝わらなかった人たちを責めていることもありません。)
さて、私が言いたかったこと、それは…
みなさん考えたことありますでしょうか?
私のような、
・ピンクが好きな女性
・サンリオ好きなどの少女的趣味の女性
・プリンセスに憧れるなど伝統的な女性像を趣味趣向にしてる女性
上記のような女性たちに対するステレオタイプがどんなものかを。
ずばり、「こういう趣味の女性たちって、政治や社会問題、哲学など、小難しいことには興味がないだろう/理解してないだろう〜」なんて風潮。感じませんか?
私の体感ですが、なんか舐められてる気がするのです。どうですかね?
そして万が一、
私のような女性が、そういう小難しい(こんな言い方本望ではないです)話題に触れた時、周りがドン引きしてしまう現象、割とあるあるだと思うんです。
パステルカラーの世界観とのギャップにびっくりするのかな?笑
でも大前提に…
私たち、人権ある人間なのです。笑
そして、たまたま女性に生まれ、趣味趣向が伝統的な女性像ってだけであり、そうではない人と何ら変わりありません。
こういうステレオタイプ、なんとかしたいのですよね。。
特に私が気になるのは、フェミニズムなど女性に関する社会問題について。
フェミニズムと聞いて、「難しい話題だなあ〜」とか、「Twitterで過激なフェミか?!」なんて感想を抱く方も多いかと思います。
そうではなくて、
例えば賃金の男女差を無くしたいねとか、家庭における決定権が絶対的に男性にある(家父長制)のではなく、女性の意見も尊重し家庭内で話し合おうってことだったり。
女性として生まれたのなら自然と思うだろう、女性の人権意識向上を目指すことです。
なのですが、
フェミニズムを発信する”フェミニスト”のステレオタイプが、
・伝統的な女性像を嫌う
・パンクガール
などなど。
♪Rebel Girl - Bikini Kill
ピンクやふりふりな女の子らしいものが好きな私たちとは正反対の人たち、というこれまたステレオタイプが存在します。
(90年代ライオットガールカルチャーや、昨今のフェミニズム映画などのエンタメの影響があるからだと思います)
家父長制や男性優位社会に反発する人は、ピンクや女の子らしいかわいいものが好きじゃない、というのはわかります。
ですが、ピンクや女の子らしいかわいいものが好きだから、男性優位社会を受け入れてるって訳じゃないですよね。
服装や趣味趣向は関係なく、女性みんな、というか社会全体で考えていく課題であるはずです。
それに参加できないのって、すごく怖いことではないでしょうか?
「あの人、女の子らしい感じだから興味ないよね〜」なんて、その輪に入れてもらえなかったら…悲しすぎます。泣
ちなみに、先ほどから何度も言ってる【ピンクやフリル、プリンセスに憧れるなど伝統的な女性像を趣味趣向にしている女性】を英語圏ではgirly girl(ガーリーガール)と言うそうです。
ここからは長いので、ガーリーガールと言いますね。
②現代のプリンセス
昨今のエンタメ業界では、フェミニズムを題材にする作品が多数生み出されています。
(映画好きなので色々観てます◎)
例えば、若草物語が原作の「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019)」では、舞台である19世紀の「女性はお金持ちの男性へ嫁ぐことが一番な幸せだ」という概念を払拭し、主人公のジョーは小説家になりキャリアウーマンになります。
また、ディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016)」では、原作を大幅にアレンジし、アリスは女性ですが働く道を選び貿易会社を設立します。
女性の社会進出を描く作品が積極的に撮られていますし、
女性=男性の支配下という概念は、当にアップデートされ、女性でも男性同様キャリアを諦めないし、経済的にも精神的にも自立することが叶う世の中になってきていると思います。
今は21世紀。
お城に住んでいて、ドレスを着てコルセットをして、優雅にお茶をしながら小鳥のさえずりを聞いて、王子様を待ってる…
そんな方は多分存在しませんよね。
とっても憧れますが…泣
現代の私たちが、お姫様のようにアフターヌーンティーを楽しんだり、ドレス(かわいいお洋服)に身を包んだり、、
これら全てお金がかかります。笑
なのでここで一度、みんなの憧れる「プリンセス観」も一緒にアップデートしませんか?という提案です。
先日、ロリータモデルの青木美沙子さんの本を読んで感銘を受けました。(勝手にお名前出してすみません)
美沙子さんは、ロリータモデルでありながら看護師という、ロリータファッションを着てる姿では想像が付かないだろう、文武両道なかっこいい女性です。
誰もが知るロリータモデルで、多忙な日々を送る中、看護師の仕事を手放さない堅実さ。
“社会的にも精神的にも自立した、召使いにも男性にも頼らない、現代を生きるプリンセス”
そんなふうに私は思いました。
少し話はそれましたが、
伝統的な女性像的趣味、例えばお菓子作りやお裁縫、ふりふりの可愛いお洋服を着ること、ぬいぐるみやお人形を集める、ピンクが好きなこと…
それらは何一つ諦めなくていいんです。
ただ一つ、古来のプリンセスのイメージである、
「いい男性に嫁ぐことが女性の幸せだ」とか、「好きな仕事を志すことなくお城で暮らすこと」など…
そこを今、アップデートしても良いのではないでしょうか?
私たち女性は今、ありがたいことにたくさんの選択肢がある。
そしてその選択肢の中で、各々のプリンセスになれると思うのです。
ほんの100数年前まで、女性たちは毎日コルセットを付けて、社交や世間体のために丈の長いドレスを着て、父親や主人の言うことを聞いて過ごしていました。
今もまだまだ、女性の人権向上は課題かと思いますが…
プリンセスに憧れる、私たちガーリーガールだって、好きな仕事ができるし、男性と結婚しなくてもいい。フェミニズムみたいな小難しい社会問題(この言い方は本望ではないです)に、意見を持ち発言したって当然いいのです。
③「推し」の人権を守ろう
多分3年ほど前になりますが、某原宿系女性アーティストが、自身のTwitterで政治に関する発言をしました。
普段のかわいらしい芸風と温度差があるからか、政治的発言をしただけでとても非難されてしまいました。
「若い女の子がそんな話題出すな」だとか、「歌やダンスなど芸に集中しろ」だとか。
これまた最近、若い某モデルさんがセクハラを受けたことが気持ち悪いという趣旨のツイートをしました。
同性からは心配な声が多かったですが、男性ファンと思われる方から、「〇〇のこと応援してたけどそういうこと言うと応援したくない」だとか、「疲れてるんじゃない?気にしすぎ」だとか。
こういうケースってすごくありませんか?
アイドルや芸能人、インフルエンサーなど、若くてキャッチーなかわいさが魅力の女性活動者ほど、政治や社会問題など小難しい話題(これまたこの言い方は本望ではないです)に触れた時に、男性たちからバッシングされてる。ことあるごとに。
表に出るような「自分自信が商品となる職業の女性たち」にも、当たり前ですが生身の人間であり、人権があります。
そういう人たちの人権を蔑ろにしてまで、エンタメとして消費したいのでしょうか?
私はそんなふうに思いません。
勇気を出して政治的発言をした女性アーティストも、セクハラ被害を訴えたモデルさんも、自分の意思を表明していてかっこいいと思います。
思想がある人の方が推せませんか?
活動する上での生存戦略として、自らの人権を放棄するなんて、そんな構造私は恐ろしいと思うんです。
女性アイドルだけではなくても良いのですが、
皆さんが応援してる「推し」が、もしもそんな思想を出した時に受け止められますか?
生身の人間を応援してるってことを、今一度意識してみませんか。
なぜここまで言うかというと、
表に出る人間は私たちに影響を与え、私たちの現実世界へも介在してくるものだからです。
例えば、今の日本では若いアイドルなどの芸能人が、政治の話、セクシャリティの話、社会問題を語ることをタブー視する風潮がありますが、
もしもその若い芸能人たちが、テレビなどで日常的にそんな話題を語ってくれていたなら、私たちもナチュラルにそれを取り入れると思うのです。
一方海外セレブを例に出せば、
女優のダヴ・キャメロンは、自身のセクシャリティをバイセクシャルだとカミングアウトし、多くの共感を集め人気を博しています。
同じく女優のフローレンス・ピューは、ハリウッド映画の役作りで自身の体型を変えることを迫られたが、NOを貫き、見事に役を演じ高い評価を得て、痩せすぎた体型を美しいとする概念に意を唱えた。
上記の2人のようなケース、今の日本の芸能界では活動する足枷になると思います。揉み消されちゃいそう…ていうか多分干されますよね。泣
思想を持ってると芸の邪魔になる、なんて考え方遅れてると思うんです。
思想を持ってる人、めちゃくちゃかっこいいし、そもそもアーティストに思想がなかったらおかしくないですか?
また、若い女性アイドルは特に、「難しい社会問題など知らない幼稚で無垢な存在」という偶像を求められていると思います。
純粋に、パフォーマンスが素晴らしいとか、顔がタイプとか価値基準はたくさんあるはずなのに…です。
幼いままの精神を商品として消費するのは、搾取なのではないでしょうか?
日本はまだまだ年功序列社会で、若い活動者は年長者に気に入られないと出世できない、なんていう構造上の問題があると思います。
そこを変えるのはなかなか難しいのですが、せめてSNSでの発信で、「そんなこと言ってないで芸事に集中しろ」なんて批判するのやめませんか?
人権が成り立つ上での経済活動ですよね。
そうやって、表立つ活動者たちへの人権意識とリスペクトを持つようになれたのなら…
私たちガーリーガールだって、社会問題を語ることに違和感を抱かれないようになると思うのです。
それが当たり前の価値観になると思うのです。
なので、私たちの受け取り方からまず変えるべきと思ってます。
それからまわりまわって私たちにも還元されるはずです。
最後に
いろいろ話が脱線しまして、読みにくい文章でしたらすみません。
サンリオやガーリーファッションを愛する私が、いろいろと約5000文字も書いてみました。
自分で言いますが、私みたいな人が書くからこそ意味があると思います。笑
どうか、皆さんの頭の隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。
基本的にパステルカラーの世界観の投稿をしますが、時々そういう真面目な小難しい発信(この言い方は本望じゃないです)もします。ドン引きしないで温かい目で見てくださいね。
きっと回り回って、あなたにもいつか還元されます。
これからもどうぞよろしく❤︎
ではでは
ここまで読んでくれてありがとうございます!
またnote更新しますね。
ももかろりーた
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