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”かわいい”についての自由研究文

こんにちは!ももかろりーたです!
またまた深夜の思いつきで…笑
noteを書いていこうと思います♡

今日のテーマはズバリ”かわいい”について。
かわいい(KAWAII)”は世界共通語であり、誰もが意味を知り使っている言葉です。
ですが、この”かわいい”って時に難しい言葉ではないですか?
私が話している”かわいい”と相手の”かわいい”がなぜか噛み合わない。。
誰もが知る言葉である故に、そんな経験をしたことってありませんか?

今日はそんな”かわいい”について私なりに思うこと、考えたことをいろいろと皆さんに共有していきたいなと思います♪
毎度毎度ですが、、
長くなると思いますがご興味ある方最後まで読んでくださいね!

”かわいい”にはざっくり3種類ある説

小タイトルを見て「え?そうなの?」って思う方もしかしたらいらっしゃるかもですが、、先に言っておきます!
あくまで私の持論です笑

どういうことかというと、
私が”かわいい”について日々いろいろ考え文献を読むなど調べた結果、
”かわいい”は大枠3種類にカテゴライズできるんじゃないか?とそんな仮説が浮上してきたのです。説明しますね!

まず1つ目の”かわいい”は、
子犬や赤ちゃんを見た時のような本能的に感じる”かわいい”
わかりやすく①「赤ちゃん”かわいい”」とでも名前を付けておきましょうか!

子犬や赤ちゃんって小さくて守りたくなるようなかわいさがありますよね!
それらは人間が先天的に(もともと備わっている)感じる「かわいい」という感覚です。←サイコパス以外はね笑

この「赤ちゃん”かわいい”」はとても普遍的で、住んでいる地域や生まれ育った環境など人々の差異などには左右されないものです。
そしてここに当てはまると思うのが、サンリオキャラクターたちかなと思います。

サンリオ展より

以前サンリオ60周年を記念した「サンリオ展」に行った際、
サンリオが定義する「キャラクター」には上記のような法則があるという展示を見て、
そうかそうか!!とすごく腑に落ちたのです。
私が大好きなサンリオも世界中の方々に愛されています!
世界で共通認識される”かわいい”に則ったサンリオキャラクターたちはここで言う「赤ちゃん”かわいい”」なのですよね!
だからサンリオって世界で人気なのです。

そして2つ目の”かわいい”は、
人々の見た目のこと。「顔が小さいから」かわいい、「目が大きいから」かわいい、「肌が白いから」かわいい。
いわゆるルッキズムに準じた”かわいい”です。
1つ目同様ここでは②「ルッキズム”かわいい”」とでも名前付けときましょうか!

この「ルッキズム”かわいい”」も割と普遍的かと思います。
心苦しいけど痩せていたり顔が小さかったりした方が”かわいい”ですよね。。

ですが、ここには1つ目の「赤ちゃん”かわいい”」とは違って、
それぞれの好みや住んでる地域の影響が少なからずあると思います!

例えば、整った歯並びより八重歯の子がかわいい!とか、
首が長ければ長いほど美しい(かわいい)という概念がある種族の方達もいますし、
日本にいたら「ルッキズム”かわいい”」の評価が低い子が海外にいってちやほやされるケースなど。
外見のかわいさは黄金比などで測れたりもしますが、少なからず多様性がある気がします。

そして最後3つ目の”かわいい”は、
アートや芸術作品などクリエイティブな分野の”かわいい”です。
ここでもわかりやすく③「世界観”かわいい”」と呼びますか。

この「世界観”かわいい”」はとても多様性があります。
例えば私は「かわいいと思う色は?」って聞かれたらもののコンマ1秒で「ピンク!」と即答します。
ですが世の中にはいろんな世界観、アート、カルチャー…非常に多種多様です。
かわいいと思う色がアースカラーの深緑みたいな、私のパレットにはないような色をあげる方もいるし、
リボンやフリルより、スカルモチーフやスタッズが”かわいい”と感じる方がいますよね!
人それぞれ”かわいい”ファッションやメイクって違いますよね。

そしてこの「世界観”かわいい”」は、
①「赤ちゃん”かわいい”」と②「ルッキズム”かわいい”」とは違って後天的に自らで選ぶことのできる”かわいい”です。
人間にもともとある感覚ではなくて人それぞれで構築していけるもの。
言わば「創りあげられる」”かわいい”なのだと思います。

そしてこんだけ書いてると察しがつく方いると思うんですが、
私のファッションの”かわいい”は大体③の「世界観”かわいい”」から成り立ちます。
こんなモデルでもなんでもない私でも、SNSなどで「かわいい!」と褒められることがあります。
そんな嬉しい言葉の意味を解体していくと、
多分「世界観”かわいい”」の比重が多く、私の容姿のパーツやスタイルの良さを褒める”かわいい”ではなくて、
私の世界観に共感してくれる方がそう言ってくださるんだな、と感じます。
皆さまいつも褒めてくれてありがとうございますー!!

ではちょっと整理しますね!

”かわいい”には3種類ある
①赤ちゃん”かわいい”→普遍的な共通認識
②ルッキズム”かわいい”→普遍的な共通認識、少し多様性あり
③世界観”かわいい”→構築できる、多様性がある

なんか思うのですが、よく美容師さん?とかが言う「かわいいは作れる!」って言葉は、
本質的にはこの③の「世界観”かわいい”」が該当するのでは、と思う今日です。

皆さんはどの”かわいい”に重きを置いていますか?
どの”かわいい”の話をよくしていますか?


”かわいい”が噛み合わない理由

さて次に、さっき整理した”かわいい”をファッションやメイクに当てはめて考えます。
※①赤ちゃん”かわいい”はここではややこしいので言及しません。

まず昨今のファッションやメイクのトレンドに対して私が思うことから。
ズバリ、最近巷で語られる”かわいい”は②のルッキズム”かわいい”がほぼ全てを占めているのではないだろうか。

例えば、スタイルがよく見える服をオススメする風潮、
骨格が3タイプで「垢抜けて」見えるのはこれ。「かわいい」のはこれ。
そんな雑誌とかメディアよく見ませんか?

それもすごくいいアイデアだし、「垢抜けて」見えるのはいいこと。
でもここで察しのつく方いらっしゃると思うんですが、
「垢抜けててかわいい」って言葉の意味は、②の人々の共通認識であるルッキズム”かわいい”なのです。

私はファッションは自由なもので、
自由に自分の”かわいい”を具現化できるコンテンツだと認識してます!
毎日のコーディネートは自分の”かわいい”を表現した創作物と言っても過言ではありません。

なので私は③の世界観”かわいい”に特化したファッションが大好きで、
それに身を包む時がこの上なく幸せです♪
ですが悲しいことに、「似合ってないからかわいくない」「年相応じゃない」「キツイ」など。。
誰かから見た「ルッキズム”かわいい”」に反しているという理由で、自分の”かわいい”を否定されてしまったりもします。

この3種類の”かわいい”はしばし同一に語られます。
私は自分の見た目(ルッキズム)に自信があるからかわいいお洋服を着ているわけではないし、③の世界観”かわいい”にただただ浸り、身を投じるのが好きなだけなのです。

メイクでもそうですが、
例えばつけまをバサバサに付けるのが”かわいい”と思うギャルがいるとして、その子に「ナチュラルメイクのがかわいいよ」という意見。

もっとわかりやすい例なら、
おじさんが若い子に「こういう服がモテるよ」とすすめる場面を思い浮かべてください。そこで女の子が「あなたのためにオシャレしてない」と冷たく言い返します。
↑こういうツイート定期的にバズりません?

この場面で起こっていることはまさに、
おじさんは普遍的な②の「ルッキズム”かわいい”」の話をしていて、
その女の子は③の「世界観”かわいい”」を通している。(女の子の感じるルッキズム”かわいい”も含みます)
そこの乖離、言わば違う”かわいい”の話をしていて噛み合わない、そんな感じかなと思います。

マジョリティ(多数派)にモテるためにするファッションやメイクも世の中には必要ですが、
自分のためにする自由なファッションやメイクもこれまた必要です。

そして更に言えば、
多様性のある③世界観”かわいい”も個人間のインプットの違いで、対立してしまうこともあります。
例えば、パリコレの前衛的で奇抜すぎるファッションを見て「何これ?!」と驚くことはありませんか?

コムデギャルソンのコレクション

その現象はデザイナーさんと私たちのインプットの差異から生まれると思います。

「世界観”かわいい”」は人それぞれ正解がないものなので、否定する理由がない。
それってどんなインスピレーションからなる”かわいい”なのか、理解し初めて選り好みできます。

いつもどんな”かわいい”を意識していますか?
「かわいいが好き」の”かわいい”って具体的にどんなものでしょうか。


自分で”かわいい”を選ぶには

そして最後に!
自分の”かわいい”を明確にし、自分でチョイスできる方法についても少しだけ書かせてください!

まず最初に、
ここで説明したこの3種類の”かわいい”には、もう1つ性質があります。

それは①赤ちゃん”かわいい”→②ルッキズム”かわいい”→③世界観”かわいい”の順に”かわいい”に対する解像度が高くなり、
それに準じて教養やインプット(情報)が必要になっていくと思うのです。

先程言った通り①と②は大枠普遍的な考え方でマジョリティ(多数派)がはっきりしてます。
ですが③は結構自由度が高い。多種多様で棲み分けられていて、だからこそ難しくて楽しいと思います!

ですが、世界観っていうと”才能”や”センス”がないと…
なんて思う方がいる気がしますがそんなことありません。
(草間彌生さんなど一部の天才は別ですが…)

ここで言う「世界観”かわいい”」とは今までその人が得た知識や見てきたアート、景色、映画、多様な経験全てからなる産物です。
たくさん情報を得た人が、何度も試行錯誤をし産まれたものです。

世界観”かわいい”って創りあげられる反面、すぐには手に入らないものであり、誰かに奪われることもない。
なので私も自分の思う”かわいい”についてはまだまだ勉強中で、
まだまだアップデートしていくつもりです♪

あと最近、「自由に」「好きに」図画工作していいよっていう授業が苦手、と感じるという内容の漫画に、SNSで多くの人が共感の声をあげていたのを見たのです。
私は自由なものしか得意ではないのでは。。ってくらいなので共感する意味が最初は理解できていなかったのですが、考えてみたのです。

その恐れることは「自由は正解がない」こと。
ということはその正解にたどり着く道順や方程式がない、言わば情報(インプット)不足ってことなのではないかと思ったのです。

ここで冒頭の3種類の”かわいい”に話を戻します。
①赤ちゃん”かわいい”は人間の本能的に感じるもの→正解(コンセンサス)がある
②ルッキズム”かわいい”は顔の黄金比や社会にある概念→正解(コンセンサス)がある
③世界観”かわいい”は自由なインプットにより多種多様→正解がない

まとめると、
”かわいい”には観点が様々あり、正解(コンセンサス)があり、同時に正解がないものだと思うのです。
特に、正解がないものにたどり着くには知恵やインスピレーションが必要だと思います。

もし自分なりの”かわいい”や”自分らしさ”を創りあげたいならば、インプット(情報)が必須ですよね。
そして自分の中の漠然とした「”かわいい”が好き」という気持ちを深く探っていく作業も重要です。

私が最近、インスタのストーリーでおすすめの”かわいい”と思う映画を紹介している理由はまさに、
私の”かわいい”の世界観を深く皆さんに知ってもらえる材料になればな、と思っているからです。

🎬Lolita(1962)

私ガーリームービーと言われるような映画が大好きで10代の頃から観まくってるのですが、自分の”かわいい”はこういった映画からのインスピレーションだったりすることが多いです!

”かわいい”って奥深くてワクワクしませんか?
皆さんはいつもどの”かわいい”に重きをおいていますか?
ぜひ一度考えてみるきっかけになれば幸いです。

深夜?朝方?に思いつくままにこうやって文を書いていたら…すっかり朝になっちゃいました!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!感想も待ってますね♡
ではまたnote書きます。

2022/03/26 ももかろりーた

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